JFK空港のTWAホテル アイスリンクがオープン 来年2月末まで毎日営業

 ジョン・F・ケネディ国際空港にある「TWAフライトセンター」にアイススケートリンクが11月30日にオープンした。1958年型ロッキード製コンステレーション・コニー機を利用したカクテルラウンジそばの滑走路に設置する。大きさは縦44フィート(13・4メートル)、横56フィート(約17メートル)。
 時間は月〜木午後4時から9時、金午後4時〜10時、土日午前10時から午後10時。料金は大人15ドル、12歳以下10ドル。スケート靴レンタルは大人10ドル、子供8ドル。2月末までの毎日営業する。TWAフライトセンターは米国の著名建築家の故エーロ・サーリネンが空港ターミナルとして設計し、1962年にオープン。ユニークな建築物として有名だったが老朽化し2001年に閉鎖。ニューヨーク市立芸術協会などから保存の声が上がり、2005年には国立史跡に登録された。これによりジェットブルーのターミナル5はフライトセンターを取り囲むような形で2005年に作られた。
 今年初めに改修が終わり、本体部分はTWAホテルとなり今年5月にオープンした。滑走路が見下ろせる屋外プールやレトロ調のサンケン・ラウンジ、使われなくなった飛行機を使ったコニー・カクテルラウンジなどユニークな設備でも知られる。

エマージング・トウキョウ

タグボート代表の徳光氏(中央)と出展参加者(3日、東ハーレムで)

12人の作品展示
現代日本アートNYに

三隅 幸

 12人の日本人アーティスト作品を紹介する「エマージング・トウキョウ(Emerging Tokyo)」展が3日から7日(土)まで、イーストハーレムの会場ホワイトボックス(東121丁目213番地)で開催される。(主催:ギャラリー・タグボート)

太田三砂貴

 タグボートはアジア最大のオンラインギャラリー。ヘタウマな画風で知られるイラストレーターのしりあがり寿は、すみだ北斎美術館でライブで描いた「赤富士」(2018年)を、山口真人はドローンを飛ばしたり掃除機ルンバに絵の具を装着して制作した作品、また、足立篤史は古い新聞紙を使って「千と千尋の神隠し」を連想させるインスタレーションを展示する。三隅幸は、粒子の運動が観測行為によって変化する現象を水中に浮かぶ時計で、太田三砂貴は、四季を色調レイヤーの亀裂や発色で表現する。そのほかの出展作家は、あたり、坪山斉、神田さおり、Kamihasami、伊藤咲穂、ひらのまり、伊東ケイスケ、丹治基治。 タグボートを主宰する徳光健治代表取締役は「ニューヨークはアーテイストをリスペクトする空気に溢れていてそれが地域社会の豊かさにつながっている」と話す。入場無料。開廊時間は午前11時から午後6時まで。

日本画の大竹寛子 蝶と花舞う瞬間

 日本画家、大竹寛子の作品展がウォーターフォールギャラリー(東80丁目170番地)で始まった。大竹は東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業。2015〜16年に文化庁新進芸術家海外派遣制度によりニューヨークに滞在、NYでの展示会は4度目となる。
 日本画の伝統的な技法を基に箔や岩絵具を用いて新たな表現を展開し、世界で高く評価されている。大竹がモチーフとして扱う蝶や花に重ねるイメージは、常に流動的な現在の瞬間。流動的な瞬間の中にこそ恒常的な精神があるのではないかという想いを表現している。また、今月初旬には日本でローマ教皇(法王)フランシスコの来日に合わせ、自作の日本画「psyche(プシュケ)」をローマ法王庁大使館(千代田区)を通じてバチカンに寄贈した。東日本大震災の被災地への鎮魂の祈りを込めて青いチョウを描いた作品。ローマ教皇は来日中、同震災の被災者との交流も予定しており、彼女自身も「作品を見て共感していただける部分があれば光栄」と話していた。来年1月25日(土)まで。(植山慎太郎、写真も)
 入場無料だが要事前予約。予約・詳細はウェブサイトwww.waterfall-gallery.com/を参照。

真相に込められた思い knives out

捜査に加わるブラン探偵(クレイグ、右端) Photo : Claire Folger/Lionsgate

 「オリエント急行殺人事件」などアガサ・クリスティを思わせるマーダー・ミステリー。殺人事件の推理ゲームは綿密なプロットと俳優の演技で面白さが決まる。脚本・監督は「Star Wars : The Last Jedi」のライアン・ジョンソン。ジョンソンはネオノワールミステリー「Brick」(2005年)、SFスリラー「Looper」(12年)などサスペンス、ミステリー系を得意とするだけに本作も微に入り細に入り迷路のような真相究明で観客を虜にする。もちろん笑いもたっぷり。
 プロットのほうは間違いなくA級レベルで最後まで目が離せない。キャスティングもわくわくするような個性派オンパレードだ。アガサ・クリスティの作品にたびたび登場するポアロ名探偵に匹敵するブラン探偵にダニエル・クレイグ。クレイグは来年4月公開の「No Time To Die」が007ジェームス・ボンド役の最後になる予定で本作はボンド後にクレイグが切り開くであろう新ジャンルの助走ともいえる。
 物語は人気小説家ハーラン(クリストファー・プラマー)の死で始まる。当時、邸宅内にいた親族兼容疑者がクリス・エバンス、ジェイミー・カーティス、マイケル・シャノン、トニ・コレットらの面々。
 ハーランは85歳の誕生日に息子、娘家族を招き祝いの席を設けたが、翌朝に死体となって発見された。ナイフで喉元をかき切っており、親族はすぐに自殺と決めつけた。しかし、警察は他殺の可能性もあるとして関係者への聞き取りを始める。その様子をそばでじっと観察しているのが探偵ブラン。
 だれもが口をそろえて「ハーランは皆に祝ってもらってとても嬉しそうだった」と言うが、それぞれ「知られてはまずい」やりとりがあった。さて、犯人はいったい誰か。
 カーティス、コレット、シャノンは一癖も二癖もありそうなキャラで演技力抜群。クレイグ扮するブラン探偵はどこか現実離れしたところがあったり、哲学的だったりでかなり笑える存在だ。2時間10分。R (明)

https://www.lionsgate.com/movies/knives-out


■上映館■
Regal E-Walk Stadium 13 & RPX
247 W. 42nd St.
AMC Empire 25
234 West 42nd St.
AMC Loews 34th Street 14
312 W. 34th St.

その5:素晴らしい絵画と素晴らしい音楽

ジャズピアニスト浅井岳史の2019南仏旅日記

 今朝は、昨夜の7時間の運転のおかげで眠い朝となった。だが、それ幸いにと午前中は仕事をした。このフランスの滞在が終わるとNYには3日間帰るだけで、エジプトのツアーに出る。その3日間のうち2日は演奏が入っている。演奏家は演奏だけしているわけにはいかない。エジプトツアーのマーケティング活動を、窓を開いた心地よい風が吹き抜けるテーブルに座ってネット越しに行った。なんと言う時代だ。
 で、昼は目の前にあるスーパーにランチの素材を買いに行く。いやー、これはすごい。果物も野菜もタップリ太陽の光を浴びて育っている。さらにたくさんの瓶詰めのパテ、チーズ、見るからに美味しそうなロゼワインが並ぶ。ただし肉類はアメリカに比べて非常に高い。ハム2切れが4ユーロ、買うのに躊躇してしまう。そういえば、フランス語の教科書の例文に「ハムを3切れください」とあった。アメリカ英語の教科書ではあり得ないだろう。
 ランチの後、外出。この小さな町はもうほとんど見てしまっているが、唯一見ていないMuseeに出かけることにした。今日は太陽がすこぶる熱い。すぐに到着したがシエスタ中で、3時に再開するとのこと。先に地図で見て気になっていたLe Templeに向かった。タンプル教団の古い建物なのかと期待したが、職業安定所になっていた。で、また中世の石の街を写真を撮りながらMuseeに戻る。ここにHistoire(歴史)の展示があると書いてあるので入ってみたが何やらピカソの弟子かと思うアーティストの展示であった。それならやめようと思ったのだが入場は無料で、優しいおばさんが「アントレ」と招いてくれたので入ってみた。マリア様がお年を召されたような慈愛に溢れるその女性が、Michel Timoleonthosと言うそのアーティストについて説明してくれた。英語はほとんで出てこないので、フランス語を最大級に絞り出して話したが、どう言うわけか会話が楽しくて仕方がない。修道院で育てられたこのアーティストが最初に書いた絵が、なんとマグダラのマリア、昨日訪れたレンヌ・ル・シャトーのテーマであった。やはりマグダラのマリアは南フランスにどこでも登場する。聖(サクレ)ではマリア、俗(プロファン)では裸婦、「結局女性ばかり描いとるやん!」と突っ込んでしまう(笑)。
 そのおばさん、そして同僚のこれも優しいおじさんとたくさん話をしてすっかり楽しい気分になって、栞10枚と大きなポスターまで買ってしまった。これはNYのスタジオに貼ろうと思う。自分がジャズピアニストであると伝えるとたいそうびっくりして、ここでも夏はコンサートをやっていて最後の夜はジャズだとパンフレットを見せてくれた。こうして知らない土地の人とその土地の言語を使って交流する、これに勝る旅行の醍醐味は無い。心がほっこりとしてきた。そして、このアーティストが大好きになった。おばさんから、この人の作品が隣の教会に飾ってあると言われ、早速出かけることにした。お別れが惜しかった。
 隣の11世紀からある大聖堂は、随分とカビ臭いが、堂内は荘厳でそこには、先ほど知った画家、Michel Timoleonthosの絵が当意即妙に飾ってある。
 いきなり素敵な歌声が聞こえてきた。見上げると壇上に美しいクワイアがいる。教会では残響時間が長いために歌声に深いリバーブがかかる。さらに反対側から別のクワイアが聞こえ、さらに別のとこから、となんと素晴らしいポリフォニーの宗教曲を生でたっぷり聴かせてもらった。どうやら、ドイツから若いプロの聖歌隊が来ているようで、今夜ここでコンサートがあるようだ。そして今はそのリハのようだ。現地のスタッフとは英語で話し、楽団の中ではドイツ語、そしてスタッフ同士はフランス語の会話が聞こえる。
 以前、冬にパリのモンマルトル大聖堂に入った瞬間、聖歌隊が歌う宗教曲に戦慄が立ち、そのまま立ち尽くしてしまった。今回もそれに準ずる素晴らしさだ。フォーレとかプーランクだと思うが、わからない。現代的な洗練されたハーモニーだが、歴史をキチンと踏襲している、そのバランスが素晴らしかった。ちなみに私は自分が(偏屈)作曲家であるので、そう簡単には他人の音楽を好きにならない。有名な作曲家でも嫌いな人の方が多い。でも、この音楽は素晴らしかった。リハの大半を聴いてしまった。このタイミングの良さ、神からのギフトのように思えた。これでチケットを買って本番に行く必要が無くなった(笑)。
 感動を胸に、そぞろ歩きでアパートに戻って今夜は自炊。今日はとてもDomesticな日なのであるが、窓から入る心地よい風を受けながらのこの地元民のような生活が最高の贅沢に思える。美術館での素晴らしい絵と優しい人たち、教会での素晴らしい音楽との出会い、素晴らしいUzesの最後の日は、それにふさわしい素晴らしい1日であった。(続く)
(浅井岳史、ピアニスト&作曲家)
www.takeshiasai.com

ダンス振り付け師の地平広がる

ダンサー

下田めぐみさん

 下田めぐみさん(27)は、現在ニューヨークでダンサーとして活動している。昨年の9月からステップス・オン・ブロードウェイというダンススクールのスカラシップを受けて来米、クラスやワークショップを受けながらオーディションにも挑戦する毎日が続いている。映画に基づいた舞台ミュージカル「フェイム」の出演が決まり、今年5月にワシントンDCで初舞台を踏んだ。また10月にはミズーリ州セントルイスで、ミス・ゲイ・アメリカ2020のダンスパフォーマンスやジャズコレオグラフィーエンタープライズのダンスキャプテン兼振付け助手も務めた。米国、とりわけニューヨークはミュージカルの最高峰の町だけに、自分の時間の許す限りこの町の命とも言える「ショービジネスの現場」で経験を積んでいくことが当面の目標だ。
 日本では、NHK紅白歌合戦の振付け助手として出演者への振付け指導を行うなど、もともとは日本でダンス指導の仕事をしていた。自分のダンサー、指導者としての将来の設計図を作るために、もう一度ダンサーとしての原点に立ち返って、自分を見つめ直してみると思い立ったのが、ニューヨークとの接点となった。
 広島生まれで4歳の時に親の転勤で東京へ。小さい頃からピアノ、絵、水泳などのお稽古事をしたが唯一続いたのがダンスだった。関東国際高等学校の演劇科に進んだあと立教女子短期大学へ。学生時代は通学しながらフリーでダンスの舞台に出演、主にダンス公演はSKDのOGが創設したSTASや太田花子主宰のHANAMARUに5年間出演した。
 23歳の頃、自分自身の将来に少し壁が出来たような気がした時、1週間恩師と先輩たちとニューヨークに旅行した。昼はダンスレッスン、夜は観劇。たった1週間ですっかりニューヨークの魅力にとりつかれてしまった。帰国してからもニューヨークへの想いは募り、いつか長期でニューヨークに滞在し、本場の世界を見たいとの想いを温めていた。そんな時に、ステップス・オン・ブロードウェイのスカラシップの募集があることを知り、迷わずに応募、合格して1年の予定で留学の思いが叶った。
 パフォーマーとしての自分を見つめることで、逆に指導者としての自分の日本でのキャリアのあり方が良く見えるようになったとも言う。ダンサーとしての気持ち、思い、心をしっかりと胸に「もう少しここで頑張れ」と今自分に言い聞かせている。(三浦良一記者、写真も)

家族で楽しむホリデーイベント

 12月は、各地でツリーの点灯式が行われたり、商業施設や住宅地がイルミネーションで綺麗に飾られたりと、一番美しいシーズンだが、NJ各地でもホリデーシーズンを家族で楽しめる様々なイベントが行われている。そのうちの一部を紹介しよう。


【スカイランズ・スタジアム・クリスマス・ライト・ショー】
 200万個以上の電球による幻想的なドライブスルーのコースと、屋内外に用意された様々なアクティビティで楽しもう。
料金:車一台につき20ドル。
日時:12/7、12/8と、12/12から12/30までの24日、25日を除く毎日。午後4時30分または午後5時から午後11時まで。
Skylands Stadium
94 Championship Place, Augusta
https://skylandsstadium.com


【クリスマス・ファンタジー・ウィズ・ライツ・アット・ストーリーブック・ランド】
 NJ南部アトランティックシティの近くにある遊園地が、夜更けとともにきらびやかな魔法の世界に。サンタクロース夫妻と一緒にアクティビティを楽しもう。
料金:遊園地入場料1人25.5ドルー28.5ドル+税金が必要。
日時:12/30までの24日、25日を除く毎日。平日は午後4時30分から午後9時まで。土日は午後2時から午後9時まで。
Storybook Land
6415 Black Horse Pike Routes 40 at 322, Egg Harbor Township
https://storybookland.com


【ザ・ポーラー・エクスプレス】
 モリスタウン&エリー鉄道がこの時期に観光列車「ポーラー・エクスプレス」を運行。約2時間の道中で、車内で繰り広げられる数々のイベントをみんなで楽しもう。お土産付き。
料金:大人46ドルから、子供41ドルから。(詳細はウェブ参照)
日時:12/7から12/30まで、9日と25日を除く毎日。時間はウェブ参照。
Whippany Station
1 Railroad Plaza, Whippany
https://whippanythepolarexpressride.com


【バーゲン・カウンティ・ウィンター・ワンダーランド】
 日本人家庭にもお馴染みのパラマスにあるバンゾーン郡立公園で開催されている冬のイベント。イルミネーションや、動物園の冬の特別展示、子供用アクティビティ、ビアホール、屋外特設スケートリンクなど。
料金:15ドル。
日時: 12/15までの金土日曜日と、12/20−1/5までの12月25日と1月2日を除く毎日。時間はウェブ参照。
Van Saun County Park
216 Forest Ave., Paramus
www.bergencountywinterwonderland.com

働き方を変えて人生↑

長倉 顕太・著
すばる舎・刊

 新しい時代が来るという。5年後、10年後にいまの仕事はあるだろうか。20年前はインターネットがやっと普及していたような時代。その前はファクシミリ、その前はテレックスというもはや担当者が受け送りする通信機器を介しての情報伝達。
 現在から過去はつぶさに見ることができるが、現在から未来は正確には描けない。想像はできる。働き方が変わってくるらしい。確かに、終身雇用制度が崩れて、いまや日本の就労者の4割近くが非正規社員だともきく。働き方が変わってきても不思議はない。
 この本、GIG WORK(ギグワーク)とは、ジャズの飛び入り演奏、その場限りの一発勝負的な演奏のような働き方を指すらしい。組織に殺されずに死ぬまで「時間」も「お金」も自由になる「ずるい働き方」があるという。仕事、人間関係、SNS、副業、転職、アウトプットにインプット、やりがいも充実感も収入もアップする「ギグエコノミー時代」を生き抜く新しい生き方、仕事術を解説しているのが本書。
 意思が弱く、やりたいことがなかった28歳フリーターが1000万部のベストセラー編集者×年収1億円プレーヤーになれた「スゴイ人生戦略」と本の帯にある。同書では「編集者たれ」と説く。それも組織に属した宮仕え的な働き方ではなく、プロジエクトベースでの働き方を奨励する。そして筆者は言う。「オリジナルのコンテンツを持て」と。つまり、どこかの誰かさんが著作権を持っているものにお金を払って編集して何かを作ったとしても、それが読まれ、感動を与えたとしても、自分の所以外でもそれは露出している。どこかの誰かさんに向けて書かれた記事や写真を、お金を払って使わせていただく。それら買い集めた情報で、もし万が一、大きなヒットがあったとしても、おそらくは、自分のところで弾けるまえに、コンテンツの根元を持っている物がしっかりとその利を得ているはず。となれば、他人の集めた記事や情報をそのままはりつけていても、「どうしても必要な存在」には永遠になりえない。たとえ5行の短い記事でも、それがまだ世の中に出ていない情報で、誰も知らない出来事であれば、読まれるし、価値ある情報となる。働きかたもそうだと同書はいう。取り替えの効く仕事ではなく、「あんたに頼まないとできない」というなにかを持つこと。それがあれば、時代が変わっても仕事はなくならない。いずれAIが、今迄人間がやってきた分析や計算、路線管理などはどんどんAI化されていく。料理でも音楽、絵画、スポーツなど他者にできない物を持ち磨くこと。それさえブレなければどんな時代が来ようともかなり自由な生き方ができるのではないかと、言い方は違うが、キモはそこなのだろうなと気付かせてくれる一冊だ。(三)