編集後記

【編集後記】


 みなさん、こんにちは。ニューヨーク日本商工会議所(河手哲雄会頭)と 日本クラブ(上野佐有会長)は13日、ロサンゼルス山火事被災者支援義援金の支援窓口を設置しました。またニューヨーク日系人会(JAA、佐藤貢司会長)も翌14日、義援金を募りロサンゼルス日系博物館に寄付する方針を決定しました。1月7日に発生した大規模山火事は、現在も広い範囲で延焼が続き、被害が拡大しているなかで、まずNY日商と日本クラブが共同で、この災害による被災者を支援することを目的に、JCC 基金(和田知徳理事長) 内に支援窓口を設置し、会員各社及び個人会員に支援・協力を呼びかけました。寄付された義援金は、 ロサンゼルスの公的義援金窓口を通じて、緊急支援物資の配布や被災者とその家族への支援に使う予定だそうです。両団体は「被災された皆様が一日も早く平穏な生活を取り戻せますよう、心よりお祈り申し上げます」と述べ、寄付は全額、税控除になるとのことです。NY日系人会は、ロサンゼルスのリトル東京にある全米日系博物館(JANM)が立ち上げた寄付活動に参加する形で支援することにしたそうです。「正式な発表を近日中にはできると思う」(野田美知代事務局長)そうです。詳細は来週号で紹介します。日系歴史博物館のアン・バローズ館長・CEOは「JANMのスタッフ、ボランティア、そして博物館の建物は被害を免れているが、関係者の多くが自宅からの避難を余儀なくされ、多大な損失を被っている。スタッフ、ボランティア、そしてその家族を支援するために、博物館の建物をシェルターとして提供し、移転費用を補完するための少額の資金を提供し始めた」そうです。本紙今週号の1面と5面にロサンゼルスの現地日系社会の状況なども併せて報じています。それでは、みなさんよい週末を。(週刊NY生活発行人兼CEO、三浦良一)