(1)核兵器廃絶を NY日本総領事館前で平和集会
(2)聖夜氷上のプロポーズ
(3)暮らしのテーブル 大石育子
(4)福岡県の八女茶NYでPR
(5)相槌(あいづち) 百聞は一見に如かず
(6)藤田さんに旭日重光章 国内外で人道的活動
(7)NY日系人会で晩餐会開催 117周年記念
(8)十割そばをスタート 蕎麦屋で16日から
(9)帰国するカイロプラクター 石谷三佳さん
(10)戦う男がローマの未来を決める
(1)核兵器廃絶を NY日本総領事館前で平和集会
(2)聖夜氷上のプロポーズ
(3)暮らしのテーブル 大石育子
(4)福岡県の八女茶NYでPR
(5)相槌(あいづち) 百聞は一見に如かず
(6)藤田さんに旭日重光章 国内外で人道的活動
(7)NY日系人会で晩餐会開催 117周年記念
(8)十割そばをスタート 蕎麦屋で16日から
(9)帰国するカイロプラクター 石谷三佳さん
(10)戦う男がローマの未来を決める
日本の被爆者団体「日本被団協」が2024年のノーベル平和賞を受けた9日、ニューヨーク日本総領事館前で日米平和活動家団体が平和集会を開いた。主催したのは「核のない世界のためのマンハッタン・プロジェクト」。共同代表の弁護士、井上まりさんは「原爆は1945年末までに21万人の命を奪ったと推定されており、長年にわたり、多くの被爆者の健康を損なってきた。被爆者の平均年齢は現在85・5歳であり、多くの方が今もなお健康問題に苦しんでいる。原爆で命を落とした人々を追悼し、被爆者の数十年にわたるたゆまぬ努力を称えるため、人々と平和活動家連合が集まった」と話す。
聖この夜 ツリーの星は輝き
凍てつく夜に 氷上のプロポーズ
氷も溶けてしまいそうなアツアツの二人に
祝福のエールと拍手が沸き起こった。
(5日午後6時、写真・三浦良一)
ロックフェラーセンターのツリーも点灯し、クリスマスムード一色のNY。華やかなホリデーシーズンも最高潮を迎えました。そしていよいよ寒さの厳しい季節がやってきました。
日本も師走に入って急に寒くなってきました。今年もあとわずか、一年が早いです。
11月28日から12月4日まで毎年恒例のテーブルウェアフェスティバルが今年も去年に続いて東京ドームシティプリズムホールで開催されました。華やかなテーブルウェアを一度に見ることができて、お買い物も楽しめるこのイベント。日本を代表する陶磁器の産地から、人気の器が集まります。器とテーブルコーディネートのコンテストも行われ見どころも沢山。
そんな楽しいイベントに出かけてきたので、今回はさまざまな日本の器を使ったMade in Japanを中心としたNY流の和モダンな冬のおもてなしのテーブルを作ってみました。竹製品や、漆器、新旧有田の器など、改めてみると本当に日本にはさまざまな素敵なものがあるのだなと思います。改めてそう言った素晴らしいものを海外の方々にも知っていただけるよう、配信していきたいと思います。
◆和食でおもてなし◆
海外生活の中で、和食は一昔前よりもかなりメジャーになって手に入りやすくなりました。手軽に楽しめる巻物や稲荷寿司、唐揚げを詰めてランチボックス風に。MISO SOUPもシジミ汁で準備。ほかにもおかずを重箱に詰めて。デザートはミニどら焼きやみたらし団子、白ゴマのミニケーキなど和の食材で揃えて。和紅茶で頂くスタイルに。
◆Made in Japanの器たち
長角トレイやクリスマスのオーナメントボールのようなこの時期にピッタリな珍味入れ(漆)、竹炭塗扇皿(竹)で縁起よく。古伊万里の小皿も珍しい黒で描かれたもの。それに合わせて有田焼の小皿も黒とシルバー。
竹炭塗のKURIBUTA(竹)という入れ物が可愛くて一目ぼれ。フードを詰めると開けたときのワクワクがたまりません。手作りで一つ一つに表情があるのもお気に入り。ヘラ目の長角ロングトレイ・四分一塗の重箱(漆)、ガラス小皿など我が家でも登場回数の多いものを使ってみました。
◆冬のテーブルポイント♫
Point1 Made in Japanの器と洋物の銀製品やガラスで和洋クロスオーバー。海外生活の中での和の提案。
今回はモダンでスタイリッシュなNY流の和のカタチ。色味を極力抑えてモノトーンで大人のテーブルに。
Point2 ベロア素材をテーブルに♫
あったか素材を使うことで冬の季節感を表現。ニット素材やフェイクファー、皮革なども冬らしさを出す素材になります。
Point3 ドライフラワーや木の枝で枯れた季節感を♫
春や夏のみずみずしさと違って冬の寒さ、厳しさを表す枯れた感じをドライフラワーで。色味のなるべくない素材で構成するとモノトーンのテーブルで活きます。
大石育子(Ikuko Oishi)
インテリアコーディネーター、食空間プランナー、日本クラブカルチャー講座講師。東京ドームテーブルウェアフェスティバル2019年入選、2020年2部門で入選&奨励賞受賞。2023年2部門で入選&佳作受賞。
この連載は、日本語を勉強している人を読者対象としたコーナーです。日本文化やマナー、タイムリーな日本に関する話題などを簡単な日本語で毎月第3週号に掲載します。アメリカ人の友人などにご案内ください。本紙新年号では、米国で日本語を学ぶ人たちの姿を特集します。
相槌は相手との会話を円滑にするために必要な日本語のスキルです。相手の目を見ながら「はい」「ええ」など一回毎に使います。「はい、はい」と2回言う重複法は場合によっては軽くあしらっているように聞こえるので気をつけましょう。また、”Wow”にあたるのは「すごーい」や「さすがですね!」。合いの手を入れて褒める意味も込められています。「うっそ〜」「本当に?」は”Really?”とほぼ同じ意味です。(長久保美奈、マナー講師)
人から何回も話を聞くよりも、自分の目で一回見る方がはるかに確かだという意味です。「百聞」の百は具体的な数ではなく多いこと、「一見」は一度見ることです。「如かず」は昔の日本人が学んでいた中国古典の和訳で「及ばない」の意味。目に見える情報を重視する考え方で、実際に見てみないと、それがどんなものか分からないときに使います。行動力の大切さ、本物を見ての実感による判断は日常生活や仕事など幅広いシーンで役立ちそうです。
(絵と文・平田恵子)
言葉の意味(ことばのいみ)
■円滑 smooth
■重複 duplication
■場合 an occasion
■具体的 concrete
■情報 information
■実際 in fact
■実感 realize
福岡県産で日本全国でもブランド茶としてその名が知られている「八女茶(やめちゃ)」。そんな八女茶のNYでの販路を広げるため、福岡県から職員が来米、NYやNJにある米系・日系飲食店の関係者やメディア、インフルエンサーら約30人を招き、3日、食事に合わせたお茶の試飲会イベントを開催した。舞台となったのは、ウエストチェスター郡の丘陵地にあり、ロックフェラー一族が所有していた大農園を改装した農場兼研究施設「ストーン・バーンズ・センター・フォー・フード・アンド・アグリカルチャー」の中にある最高級レストラン「ブルー・ヒル」。
最初に、福岡県農林水産部の森丈倫輸出第一係長による八女茶の解説と、ブルー・ヒルのマネージャーによる同レストランの紹介が行われたあと、同店が誇るフルコース料理にそれぞれ合わせた八女茶や八女茶を使用した飲み物が振る舞われた。
最初に食事の前に提供されたのは、日本国内のお茶の品評会で24年連続で1位を獲得した玉露。野菜の前菜には冷たい玄米茶。魚料理にはほうじ茶。肉料理にはお茶のカクテル(アルコール)。デザートには抹茶ラテ。最高に美味しい料理に合わせて、それぞれ全く違うスタイルで提供され、八女茶の奥深さと幅広さを感じることができた。
玉露は甘くしっかりした美味さが感じられ、ワイングラスに注がれた玄米茶はローストされた玄米の香りがよく効いていた。
八女茶のバリエーションは、参加したニューヨーカー達にも大変好評で、「早速店で取り入れてみたい」というレストラン関係者の声も聞こえていた。
福岡県の森さんは「福岡が誇る八女茶の魅力を、こんな一流の場所を使って皆さんに伝えることができて光栄。八女茶特有の、甘くコクがある風味と爽やかな香りを感じていただき、アメリカの食事にもよく合うことを理解いただいて多くのニューヨーカーの皆さんに飲んでいただきたい」と語っていた。
(本紙・久松茂、写真も)
本紙連載「海外日本人サポート」でお馴染みの藤田幸久さん(74、元民主党財務副大臣)が秋の叙勲で旭日重光章を受章した。藤田さんは「これまでの国内外での『お助け活動』を評価していただいたのだと思う」と喜びを語る。
藤田さんは、1996年の衆院選で初当選し、衆議院議員を2期、参議院議員を2期務めた。財務副大臣、民主党国際局長、民進党ネクスト外務大臣などを歴任。現在は、国際IC(旧MRA)日本協会会長。岐阜女子大特別客員教授。来年2月から2年間、イギリスのオックスフォード大学に研究員(フェロー)として赴任する。
ニューヨーク日系人会(JAA、佐藤貢司会長)は6日夜、市内ハーバードクラブで第117回年次晩餐会を開催した。当日は巨大なクリスマスツリーが飾られた会場でニューヨーク総領事の森美樹夫大使夫妻はじめニューヨーク日系社会から190人が集った。スーザン大沼名誉会長の開会宣言、佐藤会長の歓迎の挨拶に続き、森大使が祝辞を述べた。
ソプラノ歌手の上島幸恵さんとピアニストの三原有利加さんが「春」、「ウエスト・サイド・ストーリー」など日米歌曲を披露して会場を楽しませた。
食事を挟んで本年度のアワード授与式が行われた。今年の企業地域リーダーシップアワードには北米伊藤園が選ばれ、本庄洋介社長が賞状と盾を受け取った。個人の地域社会リーダーシップアワードには、社会活動家で出版人のジュリー・アズマさんに贈られた。
北米伊藤園は、パンデミック期間中にJAAが行った高齢者へのお弁当宅配事業で4800食のお弁当につけるボトルのお茶を提供したほか、学生支援奨学金事業で大学院生を支援する本庄奨学金をスポンサーするなど長年の功労に感謝の顕彰をした。ジュリー・アズマさんは、自閉症に関する出版販売を米国で手がけ成功。JAAと米国の地域社会の各団体との橋渡し役として長年貢献したことに感謝の顕彰となった。最後に野田美知代事務局長が、JAAが今年、日系社会の次世代を担う若手日系人たちを中心とする「ジュニア・ボード」を発足させたことを報告した。同時に、働き盛りの40代50代のボードもまた必要との認識を示し、それは今後の課題とした。
ニューヨーク・イーストビレッジの蕎麦屋(東9丁目229番地、電話212・533・6966)で今月16日(月)から十割そばの店内提供を始める。1日10食限定。蕎麦は、挽きたて、打ちたて、茹でたての三たてが命。日本から取り寄せた自動石臼で玄そば(抜き実)を挽いて、蕎麦打ち20年のベテラン職人ビクターさん(46)が見事な手捌きで蕎麦を打つ。玄そばは長野県安曇野からの直送。つなぎの小麦粉やたまごなどは入らないグルテンフリー。十割そばにのみ本山葵がつく。お値段は1人前28ドル。天ぷらなども別料金で加えられる。
イーストビレッジにある蕎麦屋(東9丁目229番地)は、年越しそばの予約受付を開始した。
「本格手打ちそばセット」は生麺2人分、オリジナル蕎麦つゆ、薬味(海苔、ネギ、わさび)入り35ドル。追加で海老天、天かす、なめこ、とろろ、ワカメなどもつけられる。最初の注文者30人には、無料で新潟・青木酒造の純米酒「雪男」(180ミリリットル)が進呈される。注文の締め切りは29日(日)まで。手打ちそばセットは大晦日の31日(火)正午から午後7時までの間に蕎麦屋にてピックアップする。オーダーは電話212・533・6966、Eメールshop@sobaya-nyc.com、またはウェブサイトhttps://sobaya-nyc.comから。
皆さま、こんにちは。カイロプラクターとして日々健康をサポートする中で、私自身も海外生活を送りながら、健康を維持することの重要性を再確認しました。特に異国の地では、環境や文化の違いが健康に影響を与えることもあり、心身のバランスを保つことが一層大切になります。
まず、私が皆さまにお伝えしたいのは、健康を維持するために「自分の体に耳を傾ける」ことの重要性です。海外生活では、ストレスや新しい生活スタイルによる体調の変化を感じることがあるかもしれません。こうした変化を無視せず、小さな不調であっても早めに対処することが長期的な健康維持につながります。
カイロプラクティックの観点から特に注目していただきたいのは、「姿勢」と「背骨の健康」です。デスクワークやスマートフォンの使用時間が長くなりがちな現代では、体に負担がかかり、筋肉の緊張や神経の働きが低下しやすくなります。毎日数分でも、姿勢を整えるためのストレッチやエクササイズを取り入れることをお勧めします。また、十分な睡眠と適切な栄養を確保することも欠かせません。
さらに、メンタルヘルスも見逃せないポイントです。新しい環境に適応する中で、孤独感やストレスを感じることは決して珍しいことではありません。そのような時は、周囲の人々とつながりを保つこと、そして自分に合ったリラクゼーション法を見つけることが大切です。
カイロプラクターとして20年間クリニックを運営し、数多くの患者さまの健康をサポートさせていただきました。これまで多くの方々との出会いや信頼関係を築くことができたことは、私の人生における大きな喜びであり、誇りでもあります。しかしこのたび、私自身の家族の事情により、クリニックを去ることとなりました。
この20年の間に、石谷ヘルスセンターが地域に、そして日本人コミュニティーに根差すことができたことは大きな喜びです。患者さま一人ひとりとの信頼関係や、健康への取り組みに共に向き合えたことが、私にとって大きな励みであり、学びでもありました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
クリニックを離れることは私にとっても大きな決断でしたが、新たな場所での生活を通じて、さらに成長し、健康に関する知識を深めていきたいと考えています。これまで私のクリニックをご利用いただき、支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。皆さまの今後の健康と幸せを、心よりお祈り申し上げます。
感謝を込めて
石谷ヘルスセンター
Dr ・石谷三佳
代表 スピニ・マウロ
*ニュージャージー州フォートリーで石谷ヘルスセンターを開業していたカイロプラクターの石谷三佳さんは、このほど日本に帰国することになりました。同センターは同僚の機能性医学医、ロジャー・ミッチェル医師が後継者となり、引き続き日本人コミュニティの健康維持のため様々な治療を提供していきます。
帝政ローマ時代の剣闘士を描いた「グラディエーター」(2000年)の続編。リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の同作はアカデミー賞の作品賞、主演男優賞を含む5部門でオスカーを受賞、24年ぶりの続編とあって話題沸騰だ。アカデミー作品賞受賞作の続編が再度、作品賞を受賞したのはフランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」に次ぐ「ゴッドファーザー パート2」だけでオスカーレースにも注目が集まっている。スコット監督は続投。出演はポール・メスカル、ペドロ・パスカル、デンゼル・ワシントン、コニー・ニールセンら。
ローマ軍将軍マキシマスが奴隷の身となり剣闘士として暴君コモドゥス皇帝を倒し自らも絶命してから16年後。マキシマスを実父とするルシアス(メスカル)はアフリカ北部のヌミディア国で妻のアリシャと平穏な暮らしをしていた。ある日、アカシウス将軍(パスカル)率いるローマ軍が何百隻もの船でヌミディアを侵攻、女性戦士として戦っていた妻は死に、自分は捕虜となり奴隷の身となった。
ルシアスの強靭な体格、優れた武術と才能を見込んだ奴隷商人マクリヌス(ワシントン)はルシアスを剣闘士として利用する。彼には皇帝や元老院に取り入り、ゆくゆくは国を支配する権力の座を手に入れる野心がある。
前作でコモドゥス皇帝の姉でルシアスの母であるルッシラ(ニールセン)が皇帝死後の権力闘争で息子ルシアスの命が奪われる危険があったため彼を遠方に逃がしていたのだがルシアス自身は母を恨んでいた。その上、妻を殺したアカシウス将軍でルッシラの現夫への復讐にも燃えている。贅沢と享楽を尽くすカラカラ、ゲタの兄弟皇帝が君臨するローマでルシアスはいかに自身の自由を勝ち取り、ローマを正しい未来に導けるか、闘いの日は刻々と近づいていた。先端映像技術とスコット監督ならではのオーソドックスな手法により壮大なスケールの叙事詩が繰り広げられる。2時間28分。R。 (明)
■上映館■
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