生演奏の感動響く

ジャズの三上クニ

 ジャズピアニストの三上クニが6、7、9日の3日間、ブライアントパークで開催されたランチタイム・ピアノコンサートに出演し、軽快なジャズやボサノバの調べを披露した。

 スイング・ジャズ・ビッグバンドの名門、ライオネル・ハンプトン楽団の専属ピアニストとして活躍した三上。その生演奏をパンデミックで3か月以上も自宅待機の生活を続けたニューヨーカーたちが、夏の木漏れ日を浴びながら体をスイングさせて耳を傾けた。

 三上本人も「聴いてくれている皆さんの反応に応えながら弾けるのは、演奏家にとっては、とても有難い事です」と久しぶりのライブを楽しんでいた。

(6日昼、ブライアント公園で、写真・三浦良一)