おもちゃ屋のFAO貸切

300ドル以下で夢を

 老舗玩具デパートのFAOシュワルツはこのほど、大人になったニューヨーカーの幼少期の夢を叶えるべく、店舗一棟貸し切りサービスを発表した。 

 現存する玩具店としては米国内で最も古い同店は、1862年ボルチモアで創業した後ニューヨークに移転した。2004年1月、映画「ホームアローン」や「ビッグ」の舞台ともなった象徴的な五番街の旗艦店は一時的休業を発表し、倒産や買収を経て15年に永久的な閉店が決定した。18年11月、新オーナーのもと心機一転して現在のロックフェラー・プラザで再オープンした。 

 貸し切りサービスの値段は約260ドルで、旅行予約サイトのヴィアターviator.comで予約をする。貸し切り当日は、おもちゃの兵隊のガイドで店内をツアーし、一部の商品は20%引きで購入できる。同企画の売上金は、小児癌の患者と家族を支援する非営利団体キャンドルライターズNYCに寄付される。1月8日まで。