日本のデザイン人気
近畿短大の学生企画のバッグも
米国に未進出の日本人デザイナーの小物商品を主に集めたポップアップストア「ACJ」(モット通り227番地)が22日まで営業している。店長の福岡美菜登さん=写真=は、年に3度ほどニューヨーク・ソーホーで路面店を期間限定でオープンしている。コロナの影響があり、2年間延期してきたがようやく11月24日から1か月オープンすることが出来た。1か月開催中、35ブランドが出展し2週間ずつブランドが入れ替わりる。
取り扱っているのは、ジュエリーや骨董食器、風呂敷バッグなど。今回の出展ブランドの中に持続可能な社会を目指し、近畿大学短期大学部の頭師暢秀ゼミナールと東日本大震災の復興に寄与する株式会社レヴァーク(兵庫県神戸市)が運営するレザーブランド「アトリエシャーク」が連携して共同開発した機能性小型サコッシュバッグ”Peg from mother sea”(価格169ドル)も。災害時やアウトドア時に役立つ実用的な機能を盛り込んだこの小型バッグは宮城県気仙沼市産ヨシキリザメのレザーを使用。学生は大量生産・消費ではないエシカルな商品を企業と開発することで消費傾向の研究や理解を深めるとともに、実際に英語を使ってビジネスをするという経験を得たそうだ。
店内を訪れたニューヨーカーたちが店内に並んだ商品に触れ「デザインがとても洗練されていて素敵な商品が揃っている」と買い求めていた。営業時間午前11 時から午後7時。ポップアップストアのウェブサイトhttps://www.thearcadejapan.com/