遣米使節団160年

5月10日にジャパンデー
日本パレードを開催
日系企業などに支援呼びかけ

主催者が紹介したパレード山車の一例

 毎年5月に開催する「Japan Day @ セントラルパーク」が2020年は初めて「Japan Dayパレード」を実施することになり、主催するジャパン・デー・インク(名誉チェアマン・ニューヨーク総領事・山野内勘ニ大使、プレジデント・堀江順丸紅米国会社社長)が協賛者を募っている。
「Japan Day @ セントラルパーク」は日米文化交流促進、ニューヨークへの感謝、日系コミュニティーの連携強化という目的のもと、2007年に始まり今年は14回目を迎える。ニューヨーク日本商工会議所、日本クラブ、ニューヨーク市長、ニューヨーク市公園局をはじめ日系および米系企業の協力を得て、今では5月のニューヨークの風物詩として市民に親しまれている。
 2020年は、東京オリンピック・パラリンピック大会開催年であるほか、1860年に江戸幕府の万延元年件塀使節団が米国を訪問して160周年を迎える。同使節団がニューヨークを訪問した際にはブロードウェーで侍パレードが行われ、約50万人の市民が驚きと感激を持って迎えた。また、終戦75周年、東京都とニューヨーク市が姉妹都市提携を結んで60年という節目の年にあたり、同イベントをより一層盛り上げることで日本へのインバウンド誘致も期待される。

日本人のNY大行進、実に160年ぶり

 この記念の年に日米両国の交流を更に促進させる目的で、セントラルパークウエスト10ブロック(86丁目から68丁目)で同日午前11時から午後1時まで山車やフロートを使って行進する計画が進んでいる。
 同パレードには2000人から3000人の参加者を想定。人気のアニメ・キャラクターや着物姿の男女、お神輿やコスプレなど伝統文化から現代日本まで存分に感じさせる画期的な日本パレードとなる。日本がマンハッタンの大通りをパレードするのは160年ぶりとなる。
 協賛者・企業には各企業の宣伝フロートやパレードを行進する山車にかかげる宣伝ロゴなどを通じてのPRの機会が得られる。協賛費は5000ドルからを予定。協賛に関する詳細はジャパン・デー・インク事務局の電話212・398・7145まで。同イベントの詳細はウェブサイトwww.japandaynyc.orgを参照。