第2次世界大戦の最中だった1944年11月に設立されたフィラデルフィア日本人キリスト教会(JCCP)は、戦後は収容所帰りの日系一世や米国人と結婚して当地に移住してきた日本人への心の拠り所となっていた。その後は企業駐在員家族や留学生の会員も増え当地の日本人会や補習校とも協力し合い活動を続けてきた。2013年9月には日本生まれのアメリカ人でバイリンガルのメリー・クルス・ザンブラナ牧師を迎えて若い会員獲得にも尽力する同教会がこのほど75周年を迎え、11月17日に創立75周年記念礼拝と昼食会を行った。
当日は日本からの元会員を始め、フィラデルフィア日本人会やフィラデルフィア日本語補習校、そして近隣教会の代表者ら45人が参加し盛大に祝った。礼拝ではフィラデルフィアオーケストラのファーストバイオリニスト沼沢やよりさんが、元テンプル大音楽科の高島のぞみ講師の伴奏で感動的な演奏を披露した。昼食会は近隣のイチバン・シーフード・バッフェに移動し、同教会の長きにわたる活動の思い出話や今後の展望などで盛り上がった。