左から大沼JAA会長、表彰の盾を持つ小野山さん、川野さん
ニューヨーク日系人会(JAA、スーザン大沼会長)は6日、ハーバードクラブで第112回ガラ・ディナー・パーテイーを開催し、175人が参加した。
ニューヨーク総領事、山野内勘二大使の祝辞に続き、ニューヨークの少年少女合唱団、ヤングピープルズ・コーラスの演奏があり、最後の曲は、美しい日本語で「お正月」の歌を披露した。
食事をはさんで、当日のメインイベントとなる日系社会への功労者表彰として、コーリン・ジャパニーズトレーディング代表取締役社長、NPO法人五絆財団会長の川野作織社長と、元ソニーアメリカ副社長で森田昭夫、大賀典雄両氏の秘書としてソニーの発展を支え、現在は社会貢献活動に専念している小野山弘子さんの2人に日系人会の功功労者アワードが贈られた。
川野さんは、東京生まれ。獨協大学卒業後、横浜で中学教員を2年間勤めた後78年に来米。82年光琳を設立。04年女性起業家リーダー賞やジャームズ・ビアード賞など 数々の賞を受賞し、「五絆財団(GOHAN Society)」を通じて米国における日本食文化の普及に寄与したとして、平成29(2017)年度外務大臣賞を受賞している。
小野山さんは、日本で生まれ、68年留学のため来米、71年ソニーアメリカに就職、ソニー株式会社創立者・会長盛田昭夫氏および大賀典雄会長の秘書、顧問を歴任。多数の非営利民間団体の理事や終身顧問を務めている。とくにニューヨークの少年少女合唱団、ヤングピープルズ・コーラスを率いて、日本公演を数多く実施している。 ディナーのあとは、歌手のマンデー満ちるが、美空ひばりの「リンゴ追分」をジャズ風にアレンジして歌声を披露した。