アンディ・ウォーホルが描く

クリストファー・リーヴの遺志継ぐ
2人の日本人女性対談

 60年代のポップアーティスト、アンディ・ウォーホル(1928〜87)の回顧展がニューヨークのホイットニー美術館で始まり話題となっている(本紙11月17 日号既報)が、若き日のその巨匠にポートレートを描いてもらった4人の日本人女性のうち1人がコネティカット州にいる。30歳の誕生日の記念に描いてもらったというそのポートレートは、現在同州グリニッチに住む幸子グッドマンさんの自宅に飾られている。米不動産大手ダグラスエリマンのトップ・エージェントとして活躍する傍ら、ブルース美術館の理事も務め、美術収集家としても知られる。さきごろ、メトロポリタン美術館に幕末-明治の日本画家岸竹堂の屏風絵(竹堂が得意とした虎の絵)を寄付したことでも話題となった。
 グッドマンさんの古くからの友人で、米国で脊椎損傷治療の研究と患者の支援を行うクリストファー&ダナ・リーヴ財団に15年間以上継続して寄付し続けるただ一人の日本人女性、現同財団ガラ・パーティー副会長を務めるCHIE IAMI リードデザイナーの今井千恵さんが来米し、同財団年次総会ガラ翌日の16日、2人がメトロポリタン美術館で「アートと社会貢献」というテーマで対談した。(対談14面に)