4月から地下鉄ストップ1年半
メトロポリタン交通局(MTA)は来年4月より地下鉄L線のウイリアムズバーグのベッドフォード街駅からマンハッタンの14丁目8番街駅の間を、カナーシートンネルの改修工事のため15か月間、一時運行を停止すると発表した。毎日延べ40万人が利用する路線とあって、利用者からは不安の声があがっている。
イースト川の地底を通るカナーシートンネル(全長1・4マイル)は2012年のハリケーン・サンディで甚大な洪水被害を受けており、修理は必須とされていた。L線は毎日22万5千人が利用。MTAでは閉鎖中、そのうちの80%はほかの地下鉄を利用することになると見積もっている。このため平日の運行数をG線で66本、M線で62本増やす。A、E、F、J、Z線も平日で20本増便する。
また、MTAではバス利用を勧めている。ブルックリンからマンハッタンへは1時間に80台のバスで4200人が通うことができる計算だ。またマンハッタン内での移動も考え、14丁目を東西に走るバスを運行開始する。こちらは一足先に1月6日(日)から開始する。またフェリー利用も勧めている。1時間に8隻で1190人が運べるという。