NY日商年次晩さん会盛大に

千住、タケイ両氏を顕彰

故倉岡さんに特別記念賞

 ニューヨーク商工会議所(JCCI)主催のアニュアルディナーが10月23日夜、ヒルトンホテルミで開催された。
同ディナーは日米財界人の交流親睦とビジネス強化を目的として開催されるもので、今年は34回目を迎え、約800人が参加した。
 キーノートスピーカーとして前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏を迎えたほか、日米友好に寄与した文化人の功績を讃える「イーグル・オン・ザ・ワールド」賞が画家の千住博氏と俳優のジョージ・タケイ氏の二人に贈られた。また、ニューヨークの日本食レストランの草分け的存在であるレストラン日本の創業者で、日本食の普及に長年貢献した倉岡伸欣氏(故人)=写真左=に特別記念賞が授与され、式典ではレストラン日本副社長の馬越恭弘さんが受け取った。ディナーは日米の国歌斉唱で始まり、まずJCCIの水原秀元会頭(三菱商事)が、続いてディナーチェアマンの梅田恒樹氏(東京海上)が挨拶した。
 ブルームバーグ氏はディナー共同チェアマンのビンセント・コールマン氏(プライスウォータークーパース)との対談形式で登壇、ニューヨークと東京の関係、慈善事業、気候変動、日米の経済問題について答えた後、大統領中間選挙を前に共和党を離れたことについてなど幅広く答えた。  また今年のエンターテインメントはブロードウエーシンガーのローラ・オズネスとライアン・シルバーマンがウエストサイド・ストーリー「トゥナイト」などを熱唱した。同ディナーの収益金は慈善基金JCCI基金を通じ、日米友好理解・教育振興・地域貢献活動などのために使われる。(Photo:Andrew Levine)