海外日系新聞放送協会総会も、東京で
岩屋毅外務大臣は10月16日、飯倉公館において、第64回海外日系人大会(主催・公益財団法人海外日系人協会、後援・外務省ほか)に参加している日系人を歓迎するためのレセプションを開催した。岩屋大臣は冒頭挨拶において、世界各地から170人を超える日系人を迎えることができ大変嬉しく思うと述べた上で、幾多の困難を不屈の精神で乗り越え、移住先のみならず世界各国においてさまざまな分野で活躍する日系人に敬意を表した。また、分断と対立に向かう世界を融和と協調に向けるため、日本と各国を結ぶ絆として日系人が成し遂げられてきたことを謙虚に学び、共通の目標の実現に向けてともに歩んでいきたいと述べた。
交流歓迎会では、秋篠宮皇嗣同妃両殿下が来場され、和やかな雰囲気の中、岩屋外務大臣を始め、日本側出席者と日系人参加者との間で交流を深める機会となった。
また10月18日午後、青木一彦内閣官房副長官は、森幹雄海外日系新聞放送協会会長ら、シンガポール及び米国で発行されている日系新聞・放送の関係者による表敬を受けた。訪問したのは海外日系新聞放送協会会長・森幹雄氏 (パノーラ、週刊JーPLUS社長・シンガポール)、海外日系新聞放送協会副会長・とみたいく子氏 (ラジオKーJAPAN社長・米国・ハワイ)、海外日系新聞放送協会理事長・岡野護氏、海外日系新聞放送協会事務局長・渡辺裕子氏の4人。青木官房副長官から、第51回を迎える海外日系新聞放送大会の開催にお祝いの言葉を伝え、政府は、日系人の人々との連携強化を図っていきたいと考えており、海外の日系人のコミュニティにアクセスするために最も有効で効果的なツールである日系の新聞や放送と協力していきたいと述べた。
これに対し、森会長から、海外の日系の新聞に掲載するために日本政府の報道発表を協会に提供していることに対する謝意が示されたほか、海外の日系新聞・放送への引き続きの協力について要望した。本紙週刊NY生活は、同協会メンバーとして17日に開催された総会にはオンラインで参加した。
(写真)秋篠宮皇嗣同妃両殿下が来場され、和やかな雰囲気の中、岩屋外務大臣を始め、日本側出席者と日系人参加者との間で交流を深める機会となった海外日系人大会での歓迎会