JAPAN STORE、対面式でPR促進

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、10月8日、9日にニューヨーク市内で開催されたジャパンフェスで、ジェトロが実施している米国Amazonへの出展支援事業「JAPAN STORE」に出品しているアイテムのサンプル展示を行った。普段はJAPAN STORE(Amazon)内で取り扱っている日本企業のアイテムを実際に見てもらう機会を作り、JAPAN STOREへの流入、購買を促すことを目的に実施した。各商品横にJAPAN STOREのQRコードを掲載したカードを配置し、JAPAN STOREのカートに入れることで購入を促した。開催場所は8日がイーストビレッジ、9日がアッパーウエストサイドのブロードウエーと地域に合わせて展示内容も、初日は土鍋など台所用品、ショルダーバッグ、キャンプなどアウトドア用品を中心に、2日目は化粧品や健康食品、お茶など品揃えを変えた。お茶の急須などを興味深そうに手に取る若者カップルもいた。

 ジェトロニューヨーク事務所の堀田基ディレクターは「今回新たなチャレンジとして対面でやったことで、実際に来場者が手に取って商品の風合いなどを実感してもらえ、アメリカ人に日本のプロダクトへの関心や認知度を高かめることができた。我々のプロジェクトとしてよい機会になった。手に取って機能などが分からないものもスタッフの説明を受けて理解を促すことができた」と話す。ジェトロのデジタルマーケティング部の都築佑樹さんは「日本からの商品を選ぶ上では、一般の消費者にとって分かりやすいものを今回選び、公募した企業48社から120アイテムを持ってきている」という。23日(日)にアッパーウエストサイドのブロードウエー100丁目と102丁目の間で午前10時から午後6時まで開催される今年最後のジャパンフェスでもJAPAN STOREを出店する。