マンハッタンに超高層の新名所

展望台「サミット」ワン・バンダービルド、21日にオープン

 グランドセントラル駅に直結する新高層ビル、ワン・バンダービルド(東42丁目45番地)の展望台「サミット・ワン・バンダービルド」が、21日にオープンした。(写真上:床の大部分がガラス貼りのシースルーになっていて高所恐怖症の人だと足がすくんでしまう91階展望台(18日、写真・三浦良一)) 

草間彌生の大きな水滴のような作品も

 「ありふれた日常からの脱却」をコンセプトに、高さ1100フィート(335メートル)の高さに設置された屋外テラスやインドアラウンジからは軽食やドリンクとともにニューヨークの圧倒的な景色と非日常の体験が楽しめる。

 91階から93階までの3フロアにわたる展望施設には、床も天井も全てがガラスと鏡張りの空間のほか、同じく全てがガラス張りのエレベーター「アセント」、マジソン街上空に吊るされた透明ガラスボックスの中で空中浮遊体験ができる「レビテーション」、銀色の風船が浮かぶアートのインスタレーション「エアー」や草間彌生の大きな水滴のようなアート展示など、これまで味わったことのない新感覚を体験出来る。

 ガラスと鏡張りの空間では、昼間は空や雲、周辺のビルや太陽が部屋中に眩しく反射し、夜間は息をのむようなまばゆい夜景が別世界へと誘う。空間の新たな楽しみ方を提案するサミットは、ニューヨークを象徴する新たなランドマークとなるだろう。

 展望台の営業は木〜日曜までの週4日。時間は木曜が午後3時〜10時30分、金・土曜が午前9時〜深夜12時、日曜が午前10時〜午後7時。昼間に訪れる際にはかなり眩しいためサングラスを持参し、床も鏡張りのためパンツスタイルでの入場を推奨している。

 入場料は39ドル〜73ドル(5歳以下は無料、NY市民割引もある)。チケットと詳細は公式サイトhttps://summitov.comを参照する。

イーストサイドの絶景を至近距離から見ることができる