世界に響け国連平和の鐘

紛争解決の願い込め

 今月21日の国際平和デーを記念して国連本部で13日、アントニオ・グテーレス事務総長が平和の鐘を鳴らした。国際平和デー2024のテーマは「平和の文化を育む」。今年は、国連総会が「平和の文化に関する宣言および行動計画」を採択してから25周年にあたる。宣言の中で総会は、平和とは「紛争の不在であるだけでなく、対話が奨励され、相互理解と協力の精神をもって紛争が解決される、積極的でダイナミックな参加プロセスを必要とする」ものであるとしている。

 式典には、山﨑国連大使夫妻、平和の鐘を国連に寄贈した故中川千代治氏の六女で国連平和の鐘を守る会の代表、高瀬聖子さん、鐘の置かれている日本庭園を設計したボストン在住の造園家、阿部紳一氏、参議院議員の山東昭子氏が参列した。パンデミック以前と同様に垂水バイオリンクラスの生徒たちが式典で美しい演奏を披露した。