盛岡の郷土芸能や山口を紹介

第4回ジャパンビレッジ夏祭り大盛況

山口行きクイズ大会
わんこそば大会も

 日本文化を紹介する目的で8月31日、ブルックリンで開催された「第4回ジャパンビレッジ夏祭り」は、大勢の来場客が訪れ大盛況のイベントとなった。 今年は「日本各地の郷土芸能と地方都市文化の紹介」をテーマに、日本舞踊の民舞座、阿波踊りニューヨーク連、よさこいグループ・紅玉、タイコマサラなどが出演し、さまざまな日本の民族舞踊を披露し、イベント後半には大勢の参加者と一緒に盆踊りを踊って大変な盛り上がりをみせた。 

(写真上:盆踊りで会場は大盛り上がり (写真は全て植山慎太郎撮影))

 今年は昨年の盛岡市に続きNYタイムズ紙「2024年に行くべき52か所」に選ばれた山口市が観光プロモーションのためにイベントに参加。ニューヨーカーに山口市を広く知ってもらうため、観光案内ブースを設けたほか、「山口市に関するクイズ大会」を開催。賞品の山口旅行券を競い先着順で200人が大会に参加した。参加者の中には事前に山口市について勉強してきたという人も多く、結果、マンハッタン在住の清川仁さんが優勝し山口行きの切符を手にした。清川さんは「山口市のことをかなり勉強してきたが、まさか自分が優勝するとは思わなかった」と喜びを噛み締めた。 

 また、昨年に続き「ニューヨークわんこそば大会」を開催。盛岡の老舗蕎麦店「東家」の馬場暁彦社長が今年も参加し大会を盛り上げた。事前の参加希望者が200人以上もある人気の大会で、くじ引きにより選ばれた12人がわんこそばの早食いに挑んだ。優勝したのは1分間に31杯を食べたブルックリン在住のギャリー・チェンさん。チェンさんは昨年も同大会で優勝し2年連続の受賞となった。「賞品の日本往復航空券でまた盛岡に行きたい」とすっかり盛岡の虜になった様子。さらに、昨年の「盛岡さんさ踊りコンテスト」の優勝者のオルワペルミ・オロイデさんも特別ゲストとして参加し今年も民舞座と一緒にさんさを踊るなど、日本各地の文化を紹介する郷土色豊かなイベントとなり、今年の夏を締め括った。