鈴木知事が来米
ジェトロは8月21日夜、ニューヨーク市内のレストラン、オーシャンズで北海道産水産物の市場販路開拓・PRを目的としたプロモーションイベント「北海道プレミムナイト」を開催した。現状北海道産ホタテを使用していない米系高級レストランにおいてホタテを始めとする道産食品のプロモーションを鈴木直道北海道知事が来米してトップセールスし、今後の米国市場への道産品参入への道筋をつけるのが狙い。
当日は、北海道の食材であるホタテ、和牛、長芋を利用した料理を日本酒、ワイン、スパークリングワインと共にレストラン関係者や食品バイヤー50人の招待客に振る舞った。主催者を代表して日本貿易振興機構機北海道貿易情報センターの藤井裕会長が挨拶し、NY総領事の森美樹夫大使、ジョシュア・W・ウオーカー・ジャパン・ソサエティー理事長が祝辞を述べた。提供されたのは、ホタテ(丸イ佐藤海産、野付)、和牛(トップファーム、佐呂間)、長芋(JA帯広大正、十勝)、日本酒は純米吟風国稀(国稀酒造、増毛)、 特別純米まる田(小林酒造、栗山) 、ワインは赤ワイン(ドメーヌ・タカヒコ、余市),白ワインが(平川ワイナリー、余市)、 スパークリングワインがトラディショナルメソッド北海道(北海道ワイン、小樽) 。
オーシャンズのシェフ、アンディ・キトさんはホタテについて「甘味があり、生で食べた時の品質は満点」と絶賛した。
鈴木知事によると、道は、東京電力福島第一原発の処理水放出を受けて中国が日本産水産物を禁輸して以来、ホタテの輸出に力を入れており、昨年9月から今年5月までで北米向け輸出は前年同期比2・3倍に増えるなど輸出努力が成果を出しているという。「まだまだ食べたりないと思うので2倍、3倍と食べていただきたい」とPRした。
(写真)左から藤井会長、鈴木知事、森大使、キト料理長