マンハッタンに40頭を展示
マンハッタンに美しく彩られたさまざまな等身大のジャガー(アメリカ豹)の彫刻が40体、市内各所に野外アートとして10月5日まで展示されている。「ジャガーの行進NYC2022」と名付けられたこの展示は、世界中のアーティストによって描かれた独自のポーズと独自のデザインで表現されている。作品は国連本部、セントラルパーク動物園、タイムズスクエアやグランドセントラル駅に隣接して建つメットライフビルのロビーや出入り口の正面に置かれている。
(写真)展示されている色とりどりのジャガー(メットライフビルで、写真・三浦良一)
このイベントの目的は、ジャガーとその生息地を支援するための運動の一環で、イベントの最後にはアートオークションにかけられて競売され、純益の100%がジャガーの保護活動に寄付される。
主催者は「ジャガーは現在、メキシコからアルゼンチンまで、中南米18か国に広い地域で生息しているが、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ジャガーは準絶滅危惧種に指定されている。この動物を助けることは、熱帯林や湿地帯などの環境を保全することでもある」と説明している。