カーネギーホールで10月17日
巨匠ロン・カーターがゲスト出演
新潟とニューヨークを拠点とする三味線プレイヤー史佳Fumiyoshiが2度目のカーネギーホール公演「ブレークスルー」を10月17日(日)午後2時から開催する。三味線の代表曲「津軽じょんから節」から「オリジナル曲」まで、伝統を守りつつ、和と洋の新感覚のフュージョンを織り交ぜ、音楽を通した魂の共鳴を届ける。
満席のスタンディングオベーションの喝采を浴びた2019年のカーネギーホール公演から2年。今回もパーカッショニストの和田啓が参加。当日は、スペシャルゲストとして「ジャズ・ベースの神様」と言われるロン・カーターが出演する。カーターは、1963年にマイルス・デイビスの伝説のクインテットに参加、半世紀以上にわたり、2度のグラミー賞受賞など、輝かしいキャリアの持ち主。世界初となる3弦の三味線と4弦のベースによる奇跡の共演「7本の弦の邂逅〜Seven Strings Encounter」が実現する。エグゼクティブプロデユーサーは前回同様、大坪賢次氏が務める。
タイトルの「ブレークスルー」はコロナ禍で演奏家として存続の危機に直面した史佳Fumiyoshiが困難を打破する、常識を突き破るという意味でつけた。実は、カーターとの共演は2年前のカーネギーで実現するはずだったがスケジュールが合わず、翌年の春の来日共演もコロナ禍で流れた。今回は世界的なパンデミックを乗り越えつつあるニューヨークでいよいよ現実のものとなる。
「新しい未来を創り出して前に進むためには、ここから再び歩き始めることが必要だった」と語る史佳。「ニューヨークから音楽でいいニュースを届けたい」という願いを込めて再びのカーネギーホールだ。二つの楽器の出会いがどんな音の融合になるのか、その歴史的瞬間が迫ってくる。
【公演の詳細】日時・10月17日(日)午後2時開演(90分公演、休憩なし)。会場・カーネギーホールワイルリサイタルホール。チケット35ドル。申し込みはsoundwing28@gmail.com まで。カーネギーホールウェブサイト(carnegiehall.org)でも購入可能。主催・WORLD COMPASS。協賛・大坪不動産、NY新潟県人会、菊水酒造、新潟日報社、株式会社トップライズ。
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