眞子さま新婚生活NYなら安全確保の身辺警護課題

 秋篠宮家の長女眞子さま(29)が小室圭さん(29)と年内に結婚される見通しであることが国内外で相次いで報道された。一般での結納に当たる「納采の儀」や天皇皇后両陛下にお別れの挨拶をする「朝見の儀」など、女性皇族の婚約や結婚に伴う皇居・宮殿での儀式はすべて行われない見通しだ。眞子さまは皇籍を離脱し、自治体に婚姻届を提出する。皇室を離れる際に国から支給される結婚一時金約1億4000万円は辞退する意向という。

 秋篠宮さまは去年11月、「憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」と述べられていた。

 二人は2017年9月に婚約が内定し記者会見も行なった。18年3月に納采の儀を行った上で、同年11月に結婚式を挙げる予定だった。ところが17年12月に小室さんの母親と元婚約者との金銭問題が週刊誌報道で発覚する騒ぎになった。時間的余裕がないことを理由に結婚は延期となり、宮内庁は18年2月、結婚関係儀式を20年に延期すると発表した。

 小室さんは18年8月から、ニューヨーク市マンハッタンにあるフォーダム大法科大学院(ロースクール)に留学し今年5月に卒業、7月にNY州の司法試験を受けた。合否は12月中旬までに発表されるが、合格は難しくないとみられ、弁護士資格取得後は現地の法律事務所に就職する方向という。眞子さまと生活していく見通しが立ったことから年内結婚が決まったと見られる。二人はニューヨークで新婚生活を送る可能性が高い。皇籍を離脱し民間人となるため皇宮警察や警視庁の警護対象者から外れるが、眞子さまが上皇・上皇后両陛下の初孫であることに変わりはない。過去には1963年に女性上皇陛下の妹・島津貴子さんの誘拐未遂が発覚するなど、元皇族女性が犯罪に巻き込まれたことがある。上皇・上皇后両陛下の長女・黒田清子さんや上皇陛下の姉の池田厚子さんは、現在も地元警察署が警備対象としている。アジア系ヘイトクライムもある米国であるため、ニューヨーク市警の協力などを得てなんらかの警備が必要という声がある。年内結婚のニュースは、米国でもバニティーフェアやピープルといった雑誌メディアを中心に報じられた。FOXニュースも「日本の眞子内親王がリーガルアシスタントと結婚前に130万ドルを辞退」などと伝えた。