マンハッタンのダイナーで使っているような厚めのコーヒーカップやスープ皿、ホテルの紋章が入ったお皿、大学のエンブレムの入った器、アナポリスの海軍兵学校で使っていたお皿=写真=など、オリジナルなアーリーアメリカンの食器を専門に販売しているのが、アンティーク食器店、フィッシュエディ(ブロードウエー889番地、19丁目角)だ。
店の名前は、アップステートの小さな田舎町の名前に由来。その町でアンティークの食器を買い付けたことから1986年に町の名前を店名にしてビンテージ食器専門店となった。今ではアンティーク食器からオリジナル食器まで販売する。コップ1個から販売していて5ドル以下のものが多い。大衆的なレストランで使用する食器やカトラリーも豊富に扱っている。
洋食が映えるお皿の山
洋食も和食同様、器やお皿で料理の味が変わる。皿に引かれた線の色ひとつ、模様一つで肉料理、魚料理にアクセントが生まれる。それは目で味わうスパイスだ。料理に合わせた皿を用意するのもおもてなし。お一人様の食事だって気分が弾めば食事も美味しい。
写真・三浦良一