日豪国連職員が親善イベント
今月20日から日本で開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)を前に5日、日本政府国連代表部とオーストラリア国連代表部が共催して各国の外交官に呼びかけ、国連職員、家族ら50人余りが国連本部前の芝生グラウンドに集まって7人制タッチラグビーイベントを行った。
当日は元オーストラリア代表のデービッド・キャンピージ氏(57)らがプレーに参加しながら指導したほか、オーストラリアの女子ラグビーチーム「ワラビーズ」関係者も集まり、子供たちもユニフォームに身を包んで参加した。キャンピージ氏が巧みなスワーブを見せて日本政府国連代表部の選手にボールをつないでトライが成功する場面も。
全日本のジャージに身を包んだ別所浩郎国連大使は「スポーツは平和のひとつの重要な流れ。ワールドカップの機会を通じて世界が心を通わせようという思いだ」という。灘高時代と英国留学時代にラグビーをしたことがあるという別所大使、この日はグラウンドで走りこそしながったが国連グラウンドからW杯成功へ向けて熱いエールを贈った。
全日本代表の紅白ジャージに袖を通してラグビーワールドカップを国連本部から盛り上げる別所国連大使とW杯PRのイベントでかけ声をあげる国連日本人職員チーム(5日、国連本部前芝生グラウンドで、写真・三浦良一)