核兵器なき世界訴える
岸田首相は1日、国連本部で演説した。首相は「私は今回のNPT運用検討会議に強い危機感を持ってやって参りました。外務大臣として参加した2015年会議の決裂以降、国際社会の分断は更に深まっています。NPTは軍縮・不拡散体制の礎石として国際社会の平和と安全の維持をもたらしてきました。NPT体制を維持・強化する事は国際社会全体にとっての利益です。この会議が意義ある成果を収めるため協力しようではありませんか。我が国はここにいる皆様と共にNPTの守護者としてNPTをしっかりと守り抜いて参ります。特に、ロシアによるウクライナ侵略の中で核による威嚇が行われ、核兵器の惨禍が再び繰り返されるのではないかと世界が深刻に懸念しています。『核兵器のない世界』への道のりは一層厳しくなっていると言わざるを得ません。しかし、諦めるわけにはいきません」とスピーチした。(写真・岸田首相ツイッターから)
林外相が来米、DCで講演
林芳正外務大臣は7月28日から31日までワシントンDCを訪問した。滞在中、林大臣は日米経済政策協議委員会(経済版「2+2」)に出席したほか、ブリンケン国務長官との日米外相会談や戦略国際問題研究所(CSIS)での講演を行った。林大臣の就任後初のワシントンDC訪問となるこの機会を通じて、インド太平洋地域、国際社会の平和と繁栄の基盤である日米同盟の一層強化に努めた。