日米6業者チーム、バーガーや和牛丼手軽さ訴え
日本の食・文化・人を結びつけ、ニューヨークでチームジャパンコミュニティの魅力を発信し続けるジャパンフェスが21日、WAGYU MASTER USA INCとニューヨーク輸出支援プラットフォーム(在NY日本国総領事館、ジェトロNY事務所)との共催で、和牛の魅力をニューヨーカーに発信するスペシャルイベント「ジャパンフェス×和牛フェス」を開催した。
会場はタイムズスクエアの北側7番街52丁目から53丁目で午前10時から午後6時まで開催され、多くのニューヨーカーで賑わった。
当日は選りすぐりの和牛フードを提供する6つのベンダーと和牛にまつわるステージコンテンツを展開した。主催者側によると日系と米系の和牛取扱事業者が連携して和牛の普及啓発を行う観点から、日系事業者と米系事業者を組み合わせて出店、ニューヨークの事業者だけでなく、フロリダ、テキサス、カリフォルニアからも、このイベントに参加してもらったという。
出店したのは、4キャラクター・プライム・リブ×和牛マン、ミート・N・ボーン×和牛マスター、ルール・オブ・サード×共同貿易、ザ・サム・ウィルソン・カンパニー・プレミアムミート・イン・テキサス×和牛マスターUSA、トレクス・タカモリ・ドランクン和牛、和牛オン・ザ・ストリート×和牛マスターUSAの6社グループ。
会場では午後1時からメインステージで和牛のカッティングショーがあり、テキサスから来たザ・サム・ウィルソン・カンパニーのマイケル・スコットさんが和牛部位の説明をカットしながら披露、解説した。(写真)会場の特設ステージで披露された和牛カッティング・デモンストレーション
式典には、ニューヨーク州初のアジア系女性上院議員アーウイン・チューさん、ルイス・セプルベダNY州上院議員秘書のエリザベス・メイプルさん、ニューヨーク市中小企業部次席コミッショナーのキティー・チャン氏が来賓として登壇して祝辞を述べ、日本サイドを代表してニューヨーク日本総領事館の森美樹夫大使がスピーチした。
森大使は「和牛とは、日本で生まれ育った4種類の牛を指します。和牛の和は、日本語で日本を意味します。一口食べると柔らかく、口の中でとろけるような品質を体験できます。今回は、6つのブースで、日米の和牛取扱事業者が連携し、和牛串、和牛丼などの美味しい和牛メニューを提供しています。高級レストランでステーキとして食べて美味しいだけでなく、ハンバーガーやご飯と一緒に気軽に楽しむことができる和牛の多様性に光を当てることができれば幸いです。今日はぜひ、和牛メニューをご覧いただき、和牛の素晴らしさを楽しんでください」と和牛をPRした。