滝沢三条市長が来米
ジャパンビレッジで8月
新潟県の三条市、燕市、隣り合わせである金物の産地の両市がブルックリンのジャパンビレッジ2階部ロフトで、燕三条の物産展「TSUBAMESANJO FAIR」(主催・公益財団法人燕三条地場産業振興センター)を8月19日(土)と20日(日)の2日間開催する。午前11時スタートで初日19日は午後6時、翌20日は午後5時まで。
会場では、燕三条の製品販売(包丁、生花鋏、盆栽鋏、卸金、アウトドア製品、ダッチーオーブン、爪やすり、寿司トングなど)のほか、和包丁作り&研ぎ、苔玉作りのワークショップ、造園業の集積地としても知られている三条市から鍛治と園芸を表現したアート展も開催、三条市によるインバウンドPR活動も併せて海外展開をはかっていくため、滝沢亮三条市長も今回来米してトップセールスを行う力の入れようだ。出展団体は7企業、三条市営業戦略室、三条商工会議所青年部ら総勢25人が来米する。
主催の燕三条地場産業振興センターは、毎年SHOPPE OBJECTに出展しているが、ニューヨークでのB to Cでの販売会は初の試みとなり、アメリカでは今までにない規模での燕三条製品の販売会となる予定だ。
目玉として、プロジェクションマッピング、金属、植木を用いて燕三条を表現するアート展示、世界でも有名な包丁職人の日野浦刃物の職人による包丁作り&研ぎと特別販売が見逃せない。特に日野浦の刃物は現在日本国内では数年待ちとあってニューヨークのプロ職人にとっては垂涎の的だろう。植木職人も来米し、苔玉ワークショップも行う。
燕三条の金物製品は、日本では有名だが、海外での知名度は日本ほどではない。多くの企業が海外への販路開拓を模索しているが、職人の匠の技術で作られた製品は、価格面で気軽に買ってもらえないところが課題となっている。今回の展示即売会では、イベントを通して、まずはニューヨーカーに燕三条という良質な金属製品を作っている土地の名前を知ってもらうこと、そして製品を実際に手にとってもらって、質の高さを感じてもらいたいという出展者一同想いを込めてニューヨークで開催する。今回の展示物産展はNY新潟県人会(大坪賢次会長)とジャパンビレッジの好田忠夫社長との強い要望から実現した。問い合わせはEメール makiaiba@gmail.com 相場さん。