米国東海岸一帯は20、21日の週末、体感温度華氏107度(摂氏42度)という記録的な猛暑に見舞われた。ニューヨーク市のクイーンズとブルックリンの広域で電力会社の判断で5万世帯で停電となった。予定されていた各スポーツ競技なども中止となった。
ビル・デブラシオ・ニューヨーク市長は17日記者会見を開き、プール時間の延長を含む今夏の猛暑対策を発表した。
今年は、エアコンが完備された誰でも利用できる公共施設が約500か所オープンし、最寄り駅や営業時間はmaps.nyc.govで確認できる。同市営プールに関しては、金曜から日曜に限り利用時間を午前11時から午後8時に延長。また同市環境保護局は、主に歩行者が多い地域に水飲み場を増設することを計画している。
そのほか猛暑時の注意点は次の通り。急激な体温変化で身体にショックを与えないよう氷のように冷たいシャワーはなるべくさける。道路の消火栓を開けて水浴びをする場合は最寄りの消防署で消火栓蓋を調達しいざという時に水圧を保てるよう使用する水量を制限する。充分な水分補給は必須だが、カフェイン入りやアルコール飲料は脱水症状を引き起こすため避ける。熱中症の疑いや水分補給や日陰で体調が改善しない場合は、直ちに911に連絡する。(関連記事4面に)
マンハッタンの市営プール ■Hamilton Fish Park 場所: Pitt and Houston Sts. 1936年6月24日にオープンした歴史あるロウワー・イーストサイドのプール。 52年に開催されたヘルシンキオリンピックの前にはアメリカの オリンピックチームが練習のためにここを使ったという。 ■John Jay Pool 場所:77th St. & Cherokee Place (East of York Ave.) ■Lasker Skating Rink/Pool 場所:セントラルパーク内 110th St. & Lenox Ave. 地下鉄2番または3番の110丁目駅近く。 公園の入口から入り、水辺の遊歩道を歩くと、緑に囲まれた巨大な円形のスイミングプールが現れる。 水遊びにはしゃぐ子供たちや、日光浴をする若者などでいつも混雑している。=写真= ■Tony Dapolito Recreation Center 場所:1 Clarkson St. (7th Ave. South & Hudson St.) 屋外プールは無料。キース・へリングが壁画を描いたことでも有名。 オープン時間など詳細はウェブサイトを参照。 www.nycgovparks.org/parks/