NY市長が開会宣言

ジャパン・ソサエティー年次総会盛大に

松井さんにアワード

 ジャパン・ソサエティー(JS、ジョシュア・ウォーカー理事長)は6月21日夕、2022年度の年次晩餐会を市内42丁目のシプリアーニで開催した。当日は外交、文化のコミュニティーの著名なゲスト、法人会員と個人会員そして、日米関係にとって重要な著名人など、700人以上のゲストが集まった。

 開会宣言には第110代ニューヨーク市長のエリック・L・アダムス氏が登壇した。アダムス市長は、元ニューヨーク市警の警官で、州上院議員、ブルックリン区長を歴任し、ニューヨーク市の経済、健康、治安のための主要な提唱者。ジャパン・ソサエティーは1907年に創設された米国の団体だが、日系関係の式典でニューヨーク市長が直々に登壇するのは極めて異例で、おそらく今回が初めて。

 基調講演は、シティグループのジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)とこのほどジャパン・ソサエティーの新会長に就任したコロンビア大学のメリット・E・ジェイノー氏(コロンビア大学国際公共政策大学院名誉学長、国際経済法・国際関係学教授)が、日米関係におけるこれからと、影響を与える現在の問題について対談形式で語り合った。

松井秀喜氏

 また、日本への野球伝来150周年となる今年、日米両国で最も人気のあるスポーツの一つである野球を通じた活発な日米交流を記念して、2022年ジャパン・ソサエティー賞は、野球界のスター、松井秀喜氏に贈られた。