ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさん(46)が警官に膝で首を押さえつけられた後死亡した事件を受け、5月27日から全米各地で抗議行動が発生。31日までに約140の都市にまで広がり、一部は暴徒化し、ニューヨーク市では14丁目のユニオンスクエア周辺からソーホーやイーストビレッジなど広範囲に深夜略奪行為があった。クオモ州知事は31日の会見で、30日の州内の逮捕者は約350人と発表。抗議行動への理解は示しつつ「暴力では何も解決しない」とし、1日午後11時から翌朝午前5時まで外出禁止令を出した。しかし同日夜に大手百貨店メイシーズが略奪被害に遭ったこともあり、デブラシオNY市長は翌2日、同日午後8時から市としては戦後初の施行となる夜間外出禁止令を7日まで発令。小売店は、板張りで防衛策に乗り出している。
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