SailGP 日本チーム初優勝
SailGP(セールGP)第3戦ニューヨーク大会が21日、22日に開催され、日本チームはフリートレーストップで決勝のマッチレースに進出。オーストラリアチームとの対決を制して初優勝した。
選手喜びの声=「第2戦のサンフランシスコ大会では本当に悔しい思いをしたので、ニューヨーク大会で勝つことができ最高に嬉しいです。実は最後まですご く緊張していました。お互いに口には出さないけれど、一緒にグラインダーを担当していたレオも緊張していたと思います。最後にフィニッシュラインを切った 時は本当に嬉しかったです」(笠谷 勇希/グラインダー・マッチレース出場)。「マッチレースのスタート前はさすがにドキドキしました。過去2回、いずれもマッチレースで負けていますから。 でも最後までがんばればきっと勝てると思い、がんばってグラインドしました。優勝できて最高です」(高橋 レオ/グラインダー・マッチレース出場)。「今日は昨日よりは少し風が弱かったですが、それでも難しいコンディションだったことに変わりはありません。で もどんな場面でも焦ることなく、自信を持って一つ一つのレースを楽しむことができたことが勝利に繋がったと思います。ニューヨーク大会での優勝はチームに とって非常に意味のあることです。開幕戦のシドニー大会は明らかにオーストラリアチームとの差がありました。続くサンフランシスコ大会ではその差を詰めま したが結果がついてきませんでした。でもここで優勝でき、自分たちのチームがやってきたことは間違っていないと確信できました」(ネイサン・アウタリッジ /ヘルムスマン)
▽ チーム最高執行責任者の早福 和彦さんの話「本当に嬉しいです。1位を取るというのが我々チームの一つの目標でしたので、チーム一丸となって戦った結果が成績に現れたのかなと思いま す。ニューヨークはいつもそうですが、非常に難しいレースコースです。その中でセーラーは辛抱強く最後まで戦ってくれ、チームの強さ証明することができた と思います。今回、優勝することができましたが、今シーズンはまだ2戦ありますから、怠らずにチームとして実力を上げながら次の大会にのぞんでいきたいと 思います」