篠原さんがタイムマネジメント講座
JAAヘルスフェア
ニューヨーク日系人会(JAA)主催第16回春のヘルスフェアで、NY日系ライオンズクラブが企画したプログラム「ライオンズ大学:大人の教養講座シリーズ」第8弾がYouTubeで公開されている。各講師30分程度の凝縮セミナー。期間中何度でも自由に視聴できる。第3回目の今週号では篠原丈司氏(タイムマネジメント講師)が「タイムマネジメント講座 夢を叶える時間術」を解説している。
篠原さんは、大分県出身で、1992年に三越に入社。2009年に社会保険労務士篠原事務所設立。22年には子供向けのタイムマネジメントを普及する協会も設立するなど、時間術を社会に広げる活動を通して 日本の働き方改革の企業支援を行っている。
篠原さんは「働くことが幸せにつながるためにはタイムマネジメントが必要なスキルとなる」と話す。1日の時間8万6400秒をお金に例えて、何に使うかをイメージさせてタイムマネジメント=時間術の定義を「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術だ」と述べた。第1フェーズに「時間の使い道」、第2フェーズの「時間の作り方」を説明した。幸せな人生の実現は「目標達成」+「効率化」で成し得るとし、それにより無駄な残業の削減、生産性の向上、業務改善能力の向上、夢の実現、決断力の向上、良い行動の習慣化、ストレス減少、自己肯定感の向上が望めるなどと話した。「夢」を考える上で大切なことは「現在の延長戦では考えないこと」「全てがうまくいったら」「自分自身が幸せな状態」をイメージする。夢の実現に必要な3要素は(1)夢の解像度を上げる(2)視野を広げる(3)段取りが大切。物事には重要で緊急なこと(例:トラブル対応)、重要でそれほど緊急でないこと(準備や計画)、緊急だがそれほど重要でないこと(お付き合い)、緊急でも重要でもないこと(消費)がある。緊急のことばかりに追われていると、重要だが急がないこと(準備)が疎かになる。その部分を確保することが大切だ。時間の使い方に優先順位をつけて自由な時間=可処分時間を作り出すこと。意識して時間を有効活用することが幸せに結びつく自由な時間を作ることができる、などと解説した。動画はURLにて公開中。https://youtu.be/SOAFr-G_2Us