日系100団体が行進
5月11日セントラルパークウエストで午後1時から
行進予定は前日までにサイトで公開
今週末の11日(土)午後1時、マンハッタンのセントラルパークウエスト81丁目からスタートする第3回ジャパンパレードは、100団体が67丁目まで14ブロックを南下してフロートや行進で練り歩くニューヨークの日系社会をあげての盛大なイベントとなりそうだ。天気予報も晴れで多くのニューヨーク市民が沿道を埋めるものと予想される。(写真上:民舞座の華やかな踊り(昨年のパレードで、本紙撮影))
参加団体の行進順番や出発時刻は7日現在まだ事務局で調整中のため公表されていないが、前日の10日までには参加団体に通知され、公式ウエブサイト(https://www.japanparadenyc.org/)にも公開されるので、パレードを見に行く人は事前のチェックが奨励される。
日本から招待する今年の目玉ゲストとなる「鬼滅の刃」のパレードスタート時刻もまだ公表されていないが、関係者による調整が進められている。ただし、諸般の事情で前後に動く可能性も大いにあり流動的だ。スタート地点から来賓など招待客が座るメインスタンドのある70丁目まで来るのに20分から30分程度はかかり、スタートが後ろになればなるほど、時間が押して出発時刻が遅くなるため、中弛みを避けるためにメインをそれ以上後ろにずらすことはないとみられる。当日の天候は晴れだが、第一回の時は終盤に大雨に見舞われ観客が帰ってしまうなどのハプニングがあったこともあり、目玉行進は無事になるべく早く終わらせたいという主催者側の思惑もある。ただ、土曜日は、ニューヨーク地区で約1000人近い日本人の子どもたちが補習授業校に通っているため、事務局では今年はその子どもや保護者もパレードを少しでも楽しんでもらえるようメインゲストのスタートを後ろにずらす調整をギリギリまで行っている状態だ。ニューヨーク補習授業校の場合、幼初等部の授業が終わるのが12時50分。午後まで授業がある中高等部は間に合わないが、幼初等部は、ウエストチェスター、クイーンズ、ニュージャージーともに下校から1時間程度で会場メインスタンド近くまで来ることができれば、鬼滅の刃をなんとか見ることができそうだ。当日は72丁目のセントラルパークウエストとコロンバスアベニューの間で、お祭り縁日フードなどの屋台などが出るジャパンフェスも共同開催されるため、食べ物の長い行列に並ぶか、パレードを見るかの「また割き」状態になるが、パレードは午後3時過ぎ、遅くても4時までには終わるため、午後5時まで営業しているフードテントをパレード終了後にゆっくり回ることもできるし、お目当てのパレード種目を事前にサイトでチェックしておけば、現地での時間配分もしやすい。