ハドソン川に
操縦士を救出軽傷
ミッドタウンのヘリポートを離陸したヘリコプターが15日午後2時20分頃、ハドソン川に墜落した。乗客は乗っておらず操縦士は無事救助された。左手をけがしたが、軽傷だった。
エリック・モラレス操縦士(35)が操縦するヘリは西30丁目12番街沿いにあるヘリポートで給油。離陸後すぐに、突然機体がバランスを失い旋回し始め、ヘリポートに戻ろうとしたと見られるが高度を失い川に落ちた。同操縦士は近くを航行していたウォーター・ウェイ・フェリーに救助された。墜落地点はヘリポートから15メートルほどの所で、操縦士は飛んできた破片で右手首に軽いけがをした。
ヘリは観光ヘリやチャーター便を手がけるジップ・アビテーションのものだが、機体にはマンハッタンから近くの空港までのヘリで送迎するブレードヘリコプターのサインがある。この時は業務を行っていなかったと言う。米国運輸安全委員会が事故の捜査を行っており、キャロリン・マロニー連邦下院議員(ニューヨーク州選出、民主党)は安全が保証されるまでマンハッタンとブルックリンでのヘリコプターの飛行を禁止するよう求めている。