デザインを発表
代金で遺族支援
ニューヨーク州車両管理局(DMV)は10日、昨年8月の承認から8か月を経てようやく、米同時多発テロ記念車両ナンバープレートのデザインを発表した。
赤と白、青の同ナンバープレートには、星条旗、救助隊員や消防隊員、米市民のシルエットが描かれ、事件発生の日付「9・11・01」、「ネバー・フォーゲット」「ユナイテッド・ウィ・スタンド」の文字が記されている。
同ナンバープレートは今年2月から発行される予定だったが、DMVは、「初期費用として6000ドルを受領する、または最低200枚の事前注文がない限り施行はできない」としていた。その後、債券会社ペダーセン&サンズを営むニール・ペダーセン氏が名乗りをあげ、施行のための保証金を提示した。
同ナンバープレートの料金は、1枚当たり85ドル、年間更新費は56ドル25セントで、2年毎に支払う。個人的な文字を入れるパーソナライズド・プレートの場合は116ドル25セント、更新料は87ドル50セントとなっている。
更新料のうち各25ドルは、同テロ事件の犠牲者遺族の学費や、ファースト・レスポンダーたちとその家族を支援するニューヨーク州ワールド・トレード・センター・メモリアル奨学基金に寄付される。