よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人、野性爆弾くっきーの描いたアート作品が4日から7日までの4日間、マンハッタン・ウエストサイドにあるピア90で開催された第41回「アート・エキスポ・ニューヨーク」に出展された。今回は画家名として「肉糞太郎(にくぐそたろう)」と名乗り、くっきー本人の顔を元に描いた乙女画作品「肉糞乙女(にくぐそおとめ)」をひっさげ、400人以上のアーティスト、1000以上のディーラーやバイヤー、ギャラリーオーナーら業界関係者が集結する世界最大の美術博覧会へ乗り込んだ。
会場ではくっきーの描いたポップな作品にアート関係者やニューヨーク在住の日本人ファンなど多くの人が足を止め、ブース前には常に人だかりができ、出展アーティストたちからも注目が集まっていた。さらにいくつもの展示作品に売却済みの赤い印があり、「天才たちが認めた鬼才」と言われているくっきーのアバンギャルドな作風に魅せられるアートファンが多いことを証明した。
破天荒なキャラクターながらも芸人として人を楽しませてくれようとする気遣いにあふれた会場となった。(本紙・高田由起子、インタビュー記事25面に)