ニューヨーク在住の前衛芸術家、篠原有司男が11日(木)から28日(日)までギャラリー128(リビントン通り128番地、電話347・456・3424)で個展を開催する。篠原の定番、段ボールを使ったオートバイ彫刻や、中型のアクリル絵画、今回出品する大作樋口一葉などを展示する。開廊時間は水曜から土曜が午後1時から7時、日曜が午後1時から5時まで。レセプションは11日午後6時から8時まで。
篠原は、1932年東京生まれ。東京藝術大学で林武に師事。在学中から読売アンデパンダン展に出品し、日本の前衛芸術の一時代を築く。1960年の「ネオ・ダダ・オルガナイザーズ」「イミテーション・アート」「花魁シリーズ」 後に篠原の代名詞となるボクシング・ペインティングなど次々に発表。69年来米。2013年には篠原夫妻のドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」が14年の第86回アカデミー賞にノミネートされた。
同展キュレーターは、神舘美会子。