市内各地でお花見
米国東海岸の桜前線が北上中だ。セントラルパークでも早咲きのオカメ桜が満開だ。この品種はイギリスの桜研究家コリングウッド・イングラムがカンヒザクラとマメザクラを交配して作出。名前はおかめに由来する。淡い紅色の一重咲き。花が下を向いているのが特徴だ。そしてそろそろソメイヨシノの季節。ニューヨーク日系人会(JAA)では4月23日(土)「第17回JAAさくら祭り」をクイーンズのフラッシング・メドウズ・コロナパークで開催する。また同日、NY日系ライオンズクラブもアッパーウエストサイドのサクラパーク(リバーサイドドライブ、122丁目)でソメイヨシノの観桜会とグラント将軍メモリアル見学イベントを開催する。2年間のコロナ禍を経てニューヨークにもようやくお花見シーズンの到来だ。(セントラルパークで 写真・植山慎太郎)
第17回JAAさくら祭り
フラッシング・メドウズ・コロナパーク
23日大型バス2台でお弁当付き
ニューヨーク日系人会(JAA)は4月23日(土)NY市公園局と共催で「第17回JAAさくら祭り」をクイーンズのフラッシング・メドウ・コロナパークで開催する。同公園ではJAAが2001年からサクラの木を寄付して今では300本以上の桜が咲く市内屈指の桜の名所として知られる。
当日は、僧太鼓、JAAコーラス、沖縄三線と琉球踊りなどを行う予定。さくら祭りは、コロナ禍で中止となっていたため3年ぶりの開催となる。当日はNY日系人会前(西45丁目49番地)から午前10時に大型バス2台が出発する。午後3時に日系人会前で解散。バスと弁当の定員は200人で、申し込みが定員になり次第締め切る。バス代と弁当代を合わせた参加費は、JAA会員は10ドル、非会員は15ドル。申し込みと詳細はinfo@jaany.org を参照。
観桜会23日に
NY日系ライオンズクラブ
NY日系ライオンズクラブは4月23日(土)午前11時30分から午後2時まで、アッパーウエストサイドのサクラパーク(リバーサイドドライブ、122丁目)にて、観桜とグラント将軍メモリアル見学イベントを開催する(協力:NY歴史問題研究会、BentOn。協賛:北米伊藤園)。NY歴史問題研究会の講師によるサクラパークの名前の由来やグラント将軍にかかわる説明、グラント将軍のお墓見学と、お花見弁当を食べながらソメイヨシノの観桜会が行われる。
参加費は大人30ドル、6〜11歳が25 ドル(花見弁当、飲み物代込み)、5歳以下無料。雨天中止だがお弁当と飲み物は現地で配られる。問い合わせ・参加申し込みは電話914・707・3011、またはEメールnobuomiki@nyjalc.org(三木さん)まで。