クオモNY州知事は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、レストランやバー、カフェでは持ち帰りと配達のみの営業のみを許可するとし、16日の午後8時から施行された。レストランやバーでは持ち帰りや配達にアルコール飲料も提供できるとしている。クオモ知事は、これらのビジネスを助けるために「バーやレストランでフードを注文して欲しい」と市民に呼びかけている。
また、デ・ブラジオNY市長は会見で「我々の生活は想像もできなかった変化をしている。COVID-19は、レストランやバーでも、近くに座っている人からの密接な相互作用を通じて急速に広がる。私たちの街は前例のない脅威に直面しており、戦時中の精神で対応しなければならない。このサイクルを断ち切らなければならない」と語った。
デ・ブラジオ政権は、5人未満の従業員を抱える企業への助成金とともに、無利子ローン・プログラムを設定しているという。
ニューヨーク州労働局によると、2018年の調査では、ニューヨーク市では31万5200人がフード・サービス関連の仕事に従事している。これらの数十万人の労働者が減給となり、職を失い、レストランやバーの所有者はCOVID-19による閉鎖で、事業を失う店もでてることが懸念される。