FUJIFILM世界同時発表 instax mini 11はシンプル簡単

自動フォーカス、オート露出

 富士フイルム・ノースアメリカ社は、3月15日、ロングセラーのインスタックスシリーズの最新入門機種としてインスタックス・ミニ11を世界同時発表した。自動露出、自動フラッシュ内蔵でボディは横幅12センチ、高さ10・7センチ、幅6・7センチ、重量293グラム(電池とフィルム除く)と小型軽量。カラーはブラッシュピンク、スカイブルー、チャコールグレー、アイスホワイト、ライラックパープルの5色。撮影時のダイヤル設定もいらず、シャッターを押せば写るというシンプルさが売り。セルフィー(自撮り)用のミラーもレンズの横についてファインダーの役割を果たしている。

 5番街23丁目の同社直営店のワンダーフォトショップに出かけ、在来機種と比較した。実際に撮影してみる。紙プリントと比べて独特の色調とぬめり感のあるインスタントプリントは、印画紙となるフィルムの中に現像液が内蔵されていて、撮影時にカメラ内で現像されてその場で見ることができる。従業員が親切に対応してくれた。明るいところでも、顔が逆光になっていたり影があると自動ストロボになる。10代で初めてカメラを持つ世代をターゲットにしている入門機種だけあり、撮影時の失敗が極力ないように設計されている印象を受けた。軽量なのでシャッターを押す時の手ブレだけ注意が必要かもしれない。プリントされた色は美しく、手軽なカメラ。価格は69ドル。