行事・集会中止続々

NY日系社会にも余波

 新型肺炎コロナウイルスの米国内感染拡大を受け、日系社会での集会やさまざまな行事の中止が相次いでいる。ニューヨークで8日開催が予定されていた東日本大震災TOGETHER FOR 3.11追悼式典は主催者代表のAKさんが3日、正式に式典開催中止を発表した。借りた会場の教会で500人規模の不特定多数の集会になるため「来場者の健康と安全に配慮した」という(詳細5面に)。

 ニューヨーク日系人会でも12日と26日の敬老会が中止となったのをはじめ、12日の JAAビジネスウーマンの会3月の講演会、20日のアップルキッズ企画のリトミッククラス、4月4日「春のフリーマーケット」が相次いで中止となった。高齢者や子供に配慮した。

 日系企業の中には、2週間以内に日本と韓国から来米した人と接触した社員は、2週間在宅勤務をするよう通達が出たところもある。在留邦人の間では感染に対する警戒感を強めつつあるが、先行きが見えないことから、一方でさまざまな意見もあり、北陸6県と北海道出身者らで作る「ほくほく会」は、8日(日)午後1時30分からニューヨーク日系人会で予定している追悼式典について協議した結果、規模を縮小しながら開催することにした。

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