自治体国際化協会が主催
ジャパン・ビレッジで大盛況
日本国内で販売されている食料品の海外販路拡大を促進するために一般財団法人自治体国際化協会(クレア)が主催する「日本ふるさと名産食品展」が2月22日から25日までの4日間、ブルックリンのジャパン・ビレッジのザ・ロフトで開催された。日本全国の10地方自治体から16事業者が参加し、61品目を販売した。
出展企業は株式会社ミナミ食品(南部ゆばスープ、岩手県)、株式会社戸田久(盛岡冷麺、岩手県)、根岸物産株式会社(ビーガンうどん、生さくらうどん、群馬県)、株式会社ギンビス(アスパラガスビスケット、しみチョコスナック、東京都)、バイオコスモ(きのバーグ、きのミートパテ、神奈川県)、合資会社八丁味噌(味噌パウダー、味噌汁フリーズドライ、愛知県)、株式会社平松食品(てりやきフィッシュジャーキー、愛知県)、ベルエアー株式会社(酒粕チョコレート、愛知県)、合名会社丸正酢醸造元(黒酢バーモント、ちゃんぽんず、和歌山県)、伯方塩業株式会社(伯方の塩、愛媛県)、進藤重晴商店(シトラスビール、愛媛県)、株式会社タケマン(たけのこ水煮、鹿児島県)、株式会社横福(にんにく調味料、鹿児島県)、株式会社海連(芋スイーツ、鹿児島県)、西福製茶株式会社(八女抹茶、抹茶ラテ、福岡市)、マルキン食品株式会社(こんにゃくスイーツ、熊本県)。ゆばを販売したミナミ食品の南辰典代表取締役は「1年間待っていただいたお客様もいてとても嬉しかったです」と評判も上々だ。
参加した全自治体が地方都市の魅力を宣伝する英文パンフレットを並べた。ジェトロは日本産のホタテの試食コーナーを設けて日本の水産品をPRした。
自治体国際化協会交流支援部経済交流課の長野課長は「来場するお客さんの中には食品に含まれる成分を担当者に確認して買い求める人もいて、出展業者もアメリカで販売するには何が求めれられているのかを肌で感じ、日本に持ち帰ることができる。アメリカの人に日本の食文化に触れてもらえるいい機会であると同時に会場ではアンケート調査も行い、今回のイベントが参加企業にとっては進出のための市場調査の意味からも有益だったのではないか」と話している。