なぎなた剣士NYに集合

故山内記念大会を開催

日本から角範士、廣瀬教士来米指導

 全米のなぎなた愛好家が集う大会、山内メモリアルなぎなた大会が2月24日と25日、ニューヨークのマンハッタン西91丁目のトリニティースクール体育館で開催され、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットのトライステートをはじめ、カリフォルニア、シカゴ、ボストンから全米のなぎなたを学ぶ米国人60人が参加した。

(写真上)生徒たちに指導する角範士(2月24日、マンハッタンで、写真・三浦良一)

 主催したのはコロンビア大学なぎなたクラブコーチでニューヨークなぎなた連盟会長のケイティー・ロッシェさん。当日は日本からなぎなた範士の角薫氏と廣瀬幸子教士が来米し、初日はセミナーを開催、2日目はトーナメントと段位昇格試験が行われた。同大会は、2012年に急逝した在米なぎなた道場「日武館なぎなた道場」創設者のブロウ山内咲智子さんの米国におけるなぎなた普及の功績を称えて開催されたもので今回が7回目。ニューヨークでの指導が3度目という角範士は「年齢に関係なく何歳からでも始めることができる武道で、精神面と体を鍛えるという両面で海外でも広く受け入れられているが、米国では特に若者が日本文化の一つとして捉え、魅力に感じて参加していただいている状況を見てとても嬉しく思う」と話していた。前日にはニューヨークの剣禅道場で指導した。