訪日で対日理解促進

コロンビア大の45人が3月出発
企画の邦人学生支援求める

中西さん(左)と臼田さん
 コロンビア大学公共政策大学院の学生研修旅行(ジャパントリップ2019)を企画した日本人学生が助成金を求めている。3月の出発に向け米国で1万ドルを目標にクラウドファンディングを開始した。
 同研修は、同大学で学ぶ日本人有志が毎年企画、今年で13年目を迎える。企画者には官庁からの留学生も含まれていることから、国会議事堂訪問や政治家とのセッションが含まれているのが魅力の一つ。今年の日程は、3月17日(日)から23日(土)まで、15か国出身の学生45人が東京、広島、京都を訪問する。
 助成金集めに奔走する中西良太さん(30、国土交通省)、白田直樹さん(27、国土交通省)が8日、本紙編集部を訪れ、企画を説明して日系社会からの援助を求めた。
「中国やインドの経済力が高まるにつれて、日本の国際的な存在感が小さくなっていくという危機感を抱いている。ジャパントリップは、参加者の多くが、将来、各国政府機関や、国際機関での勤務を志望しており、知日派を増やして日本のプレセンスを高めることに貢献する」と話す。今年参加予定のインドからの留学生は「アジア人として、日本の経済発展、成功に刺激を受けている。日本の政策担当者との議論を通じて、母国インド、これまでに住んでいたバングラディシュに持ち帰ることができるアイデアを学びたい」とコメントを寄せている。
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 寄付はウェブサイトhttps://camp-fire.jp/projects/view/122091から。
問い合わせはEメールrn2457@columbia.edu(中西さん)、またはnu2172@columbia.edu(臼田さん)まで。