河野知事「おいしさ日本一」売り込む
「日本一おいしい宮崎牛をもっと幅広く活用してください」と宮崎県主催の宮崎牛プロモーションを目的としたランチイベントが22日午後、ニューヨーク州ロックランド郡ヒルバーンのマウントフジ・ジャパニーズステーキハウス(多田貴将社長)で開催された。
日本の和牛輸出の4割を占める宮崎牛を河野俊嗣知事自らが来米して招待客に宮崎牛の幅広い利用を訴えたもので、当日は、ニューヨーク日本総領事館の遠藤彰首席領事、ジェトロNY事務所の高橋英行次長、NY宮崎県人会の齋藤俊輔会長はじめ、米国での宮崎牛の輸入販売元・NY共同貿易の中西亜美上級副社長、報道、レストラン関係者ら120人が招待された。
日本からは河野知事はじめ、宮崎県議会の濵砂守議長、宮崎県経済農業協同組合連合会の平島善範代表理事副会長、宮崎牛の株式会社ミヤチクの有馬慎吾社長らがホスト役を務めた。宮崎牛は現在、NY共同貿易など専門業者を通じて輸入されているが、このほど米国でマウントフジレストランが宮崎牛の指定店として認証された。23日には西海岸ロサンゼルスでも同様のイベントが開催された。(関連記事7面に)
(写真)挨拶する河野知事(22日、マウントフジで)
宮崎牛指定店に
NY州ロックランド郡のMT.FUJI
河野県知事が来米
ミヤチクシェフがカッティングセミナー
宮崎県主催の宮崎牛プロモーションを目的としたランチイベントが22日午後、ニューヨーク州ロックランド郡ヒルバーンのマウントフジ・ジャパニーズステーキハウスで開催された(1面に記事)。日本の和牛輸出の4割を占める宮崎牛を河野俊嗣知事自らが来米して招待客に宮崎牛の幅広い利用を訴えたもので、当日は、同レストランが宮崎牛指定店としての認証を受けた。
宮崎県経済農業協同組合連合会の平島善範代表理事副会長から、宮崎和牛カウンシルの坂下栄次プレジデント名の指定店認証書とプラーク(盾)がマウントフジのオーナーである多田貴将社長に手渡された。
多田社長は「大変名誉で光栄なことです。私たちが宮崎県から受けているミッションは、米国人にサーロインやフィレミニヨンだけに留まらず、チャックと言われる肩の筋肉の部分を調理次第でもっと美味しく、広く食べていただけるよう、宮崎牛の素晴らしさを認知してもらうことです」と話した。
当日は、宮崎牛の出荷元であるミヤチクの谷口真シェフが宮崎牛の肉のカッティングセミナーを行った。「チャックなど米国のステーキハウスではあまり使われていない、アメリカ人が捨ててしまう部位も無駄にしないことで、肉全体のコストパフォーマンスを現在の7割から9割に高めることができる」とカット方法を伝授した。参加者からは「寿司のトロも最初はアメリカ人は捨てていたが、今では寿司ブームの中でも超高級食材。要は認知度を高める教育次第」などの声が聞かれた。イベントでは宮崎牛だけでなく鰻や焼酎のプロモーションも行われ、篠原芳男料理長が宮崎牛を使い腕をふるった。企画運営はキャンバス・クリエーティブ・グループが行った。