NY日系3団体が被災者救援基金設立
街頭募金も実施準備
NY石川県人会がイベント協力
NY日系ライオンズ
今月元旦に起きた能登半島地震は、海外に住む日本人や日系人にも大きな衝撃を与えた。10日現在石川県内で206人の死亡と102人の安否不明の人が確認されているなかで、4日、ニューヨーク日系人会(JAA、佐藤貢司会長)が地震被災者救援のための基金を設立して支援を呼びかけ始めた。寄付方法は2通りあり、一つは、オンラインで https://jaany.org/donate-new/ をクリックして行う。この際、メッセージ欄に「 JAA Noto Support 」または「Noto」と記入すること。もう一つの方法は、小切手を直接JAAに郵送する方法。郵送の場合は、小切手に同封して「名前」「住所」「金額」を添え、小切手の宛先は「Japanese American Association of New York, Inc.」と記入=下図参照=。
ニューヨーク日本商工会議所(和田知徳会頭)と日本クラブ(河手哲雄会長)は共同で、被災者を支援する目的で、JCCファンド (上野佐有理事長)内に支援窓口を設置し、会員各社及び個人に、支援・協力をお願いすることにした。義援金は、日本の公共機関を通じて、緊急支援物資の配布や、復旧・復興支援のために使う。 小切手の宛先: J.C.C. Fund (メモ欄に “Noto Earthquake Relief Fund” とご記入)。送付先: J.C.C. Fund (145 West 57th Street, New York, NY 10019)。 受付期限: 2月末。 全額、税控除になる。問い合わせ先:info@jcciny.org
NY日系ライオンズクラブ(三木伸夫会長)は能登半島地震救済基金を立ち上げ募金活動をはじめる。オンライン、小切手での募金受付に加え、街頭募金活動、ジャパンビレッジ(好田卓矢COO)の協力を得て同敷地内での募金活動のほか日系レストラン、サロンなどへの募金箱の設置、またNY石川県人会の協力も得て、被災地支援チャリティーショータイム演舞会を2月3日(土)にNY日系人会館で開催する。当日は和楽、洋楽、ダンス、唄、演奏など被災地支援のためにパフォーマー達が被災地を想い熱演する。NY石川県人会の宮本ボーグ麗会長は「本当に元旦早々この様な大惨事が石川県の能登地区を中心として起こり、県民として心が折れそうな思いでおります。支援イベントには今現在合計16人の出演者を予定しています。出演者の中には石川県出身のブロードウエー女優由水南さんも出演されます」と話している。NY日系ライオンズクラブでは募金活動ボランティアも募集している。救済募金は必要経費控除後、全てがライオンズクラブ組織を通じて被災地に届けられる。問合せ先 info@nyjalc.org
ジャパン・ソサエティーでは、現地での緊急救援活動を希望する人に対して支援団体の「ピース・ウインズ」(https://peacewindsamerica.org/relief_recovery/disaster-relief-japan/)を案内している。「ジャパン・ソサエティーでは東日本大震災から現在に至るまで日本の人々とともに連帯感を持っている」とジョシュア・W・ウォーカー理事長は話す。
ニューヨーク日本食レストラン協会も募金を計画。日系レストランのTICグループ(八木ボン会長)も売り上げの一部を被災地に送る。NY日本総領事館では「米国のみなさまからの被災者を気遣うお言葉に感謝申し上げます。総領事館のSNSでも発信をしたところです」と話している。