物価安定と雇用機会改善公約に
昨年11月の中間選挙で再選したキャシー・ホウクルNY州知事は1月1日、57代目同州知事として改めて4年間の任務を宣誓した。
州都オールバニのエンパイア・ステート・プラザ・コンベンション・センターで行われた就任式には2000人以上が出席し、ホウクル同州知事は「前例のない逆境においても、常に留まることなく、耐え、勝利していく」と伝えた。女性初の同州知事としては「今日の日は、乗り越えられないバリアは無いと実感しながら成長していく、これからの若い女性たちのためにある」と話した。また政策としては「低物価や雇用機会を求めてNY州を離れていく人たちの傾向を反転しなくてはならない」とし、治安、人口減、消費者購買力、平等に重点を置くことを公約とし、市民の一致団結を呼びかけた。
ホウクル氏は、アンドリュー・クオモ前同州知事が複数のセクシャル・ハラスメントやコロナ禍の高齢者施設での死者隠蔽疑惑で辞職し、2021年8月に副知事から正式に州知事に就任した。ホウクル氏は、6人兄弟の家庭で育ち、シラキュース大学卒業後、アメリカ・カトリック大学で法学博士号を取得した。同州ハンバーグ市庁舎で14年務めた後、エリー郡書記官となり、11年に下院特別選挙で勝利した。