街に活気、運賃値上げ
ニューヨーク市のタクシーが年明けから運賃を平均23%値上げした。初乗り料金は50セント値上がりの3ドル、走行時速12マイル以上で走行した場合の距離加算は、5分の1マイル当たりで20セント増の70セントとなった。
マンハッタン〜空港の運賃は、ジョン・F・ケネディ国際空港間の定額は18ドル増の70ドルに、ラガーディア間のサーチャージは5ドル、ニューアーク間のサーチャージは2ドル50セント増の20ドルとなった。
タクシー&リムジン協会(TLC)は昨年9月、ドライバーの収入を33%引き上げることを理由に運賃値上げ案を提出し承認されていた。ウーバーやリフトなどのアプリ配車サービスの運賃に関しては、TLCが18年に制定した最低賃金制に伴い、1分当たり7%増、1マイル当たり24%増で、例えば7・5マイル、30分の運賃は2ドル50セント増の27ドル15セントとなる。アプリ配車サービスの値上げは、昨年2月に続き2度目となる。 ウーバーの登場とコロナ禍のダブルパンチで打撃を受けた業界への救済となる。