塩谷さんにベッシー賞  NYの文化・舞台芸術に貢献

 ジャパン・ソサエティー(JS)芸術監督の塩谷陽子さんが6日、ニューヨークの舞台芸術を評価するニューヨーク・ダンス&パフォーマンス賞(通称ベッシー賞)の傑出したキュレーターに贈られる賞を受賞した。同賞は2017年に新設され、塩谷さんは3人目の受賞者。「その鋭利な鑑識を以て文化の違いを横断する重要な舞台芸術を紹介した」と評された。塩谷さんは1960年東京生まれ。東京芸術大学音楽学部楽理科卒、2003年からJS勤務、06年から現職。
 塩谷さんは「ここニューヨーク市には数多くのプレゼンターや優秀なキュレーターが活躍していることを思うと、受賞のうれしさは格別です。一方、私の仕事が舞台芸術の世界の都ニューヨークで評価されたということは、日本の作品の層の厚さ・質の高さ、その創造の豊かさを示すことでしょう。」と話している。