メキシコの民族音楽で踊る

ダンサー

谷口綾香さん

 谷口さんは、メキシコのフォークダンスカンパニーに所属するダンサーだ。髪の毛を三つ編みのお下げにして、大きな花を帽子の上につけたら、どこから見てもメキシカンの可愛らしい女の子に見える。「私もこのカンパニーに入っていて、皆からメキシコ人って聞かれるんです。それって自然に見えてラッキーかなと自分でも、メキシコ娘に見えるなって思いますから」と愛くるしい笑顔を見せる。
日本で師事していたダンスの指導者が縁となって、2013年から16年まで、アルビンエイリースクールでスカラシップ取得。 アルビンエイリーカンパニーの公演に参加したりガラパフォーマンスに特待生として踊るなど貴重な経験をした。
 16年から17年には、Judah International Dance Theater 所属で、協会と共に経営していたカンパニーだったので協会でのパフォーマンスを主体に舞台に立った。
 同じ時期にI KADA Contemporary Dance Company 所属。このカンパニーでコンテンポラリーダンスを多いに学び、とても良い経験を積んだと思っている。
17年から18年には、New York Theater Ballet に所属。「ここではチェケッティテクニックをたくさん学びました。 チェケッティはバレエのテクニック一つです。 これが難しく同じバレエなのに何故かうまく踊ることができず苦戦しました。ですがバレエテクニックを見直す良い時期でした。ディレクターのクラスを受ける度にノートにメモを取ったり・・・ただただがむしゃらでした。痩せるために少し無理をしてでもダイエットしたりジムに通ったり ・・・今思えばこの年は自分を見つめる良い機会だったかもしれません。自分の進む道が定まらないなかで、そこでウェブサイトでオーディションを見つけた。その時、谷口さんは、 「よし。このオーディションで絶対何かをかえよう”」と思った。 そのカンパニーがBallet Napantla だった。メキシコのフォークダンスのカンパニー、このカンパニーはヒュージョンカンパニーでバレエ、コンテンポラリー, モダン、アフリカンダンス など色々なスタイルのダンスを取り入れているカンパニーだ。 今までカルフォルニア、テキサス、ミシガン、カンザス、ニュージャージー、もちろんニューヨークでもパフォーマンスがあった。 来年2月からはフロリダ。カルフォルニアへツアーを予定している。 (三浦良一記者、写真も)