最近、エステティシャンやネイリスト、ヘアスタイリストなど美容関係者の中で「肌質が変わった!」と評判になっている美肌治療があります。経過が目に見えて良く、今ではほどんどのスタッフが定期的に行うほど。アメリカが発祥のこの治療は、いま日本でも多くの美容雑誌に紹介されるなど大ブームになっている、皮膚再生治療の「マイクロニードリング」。ダーマペンや、スキンペンと言われる超極細な針で皮膚を高速で突き刺し、お肌の表面にとっても小さな穴を一時的に空け、人間が本来持っている自然治癒力を使って針を刺してできた穴・傷を直すのと同時に、肌自体を生まれ変わらせるという施術です。こう書きますと、とても痛そうに感じますが、髪の毛より更に細くなった針を使いクリーム麻酔を行うため、痛みはほとんど感じません。その結果、コラーゲンを増やし、お肌の新陳代謝が促進されることで、色素沈着、毛穴の開き、たるみ、小ジワの改善や、肌の衰えを防ぐ効果が期待できます。このような皮膚再生治療は、数年前からレーザーなどと比べて美肌治療の主流になっています。更にすごいのは、同時に、注入針によってできた穴を通じてコラーゲンやビタミン成分、成長因子等を注入することができ、栄養成分が肌の奥まで浸透しやすくなるため、肌のぷるぷる感、ツヤツヤ感が直ぐに実感できること。この「超極細針」を使った、傷を付けて細胞を再生している針を使った治療は、他にもPRP皮膚再生治療や、更にはお顔に塗るファンデーションの中にも取り入れられたりと、活躍の幅を広げています。
美容の概念を変えた「お肌の生まれ変わり」が実現できる、マイクロニードリング。アメリカ発の一歩先を行く最先端の治療を試してみませんか?
名取由稀江:国際美容コンサルタント。美容歴30年。SKIN DEEP NYC美容皮膚科、Yukie Natori Salon & Spa オーナー。日本でネイルスクールを経営。美容師、ネイリストなどの資格も持ち日米を行き来しながらトータルな美の情報を発信する。